塗装したばかりなのに雨漏り発生！？糟屋郡志免町にあるアパートの瓦屋根葺き直し工事開始！

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2025.03.12 (Wed) 更新

塗装したばかりなのに雨漏り発生！？
糟屋郡志免町にあるアパートの瓦屋根葺き直し工事開始！

皆さんこんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

今回はアパートの瓦屋根の雨漏り修理をご報告いたします。
「以前、別の業者に屋根塗装を依頼したのに、雨漏りが発生してしまった」というケースでした。

屋根塗装を行うことで、通常は防水性や耐久性が向上するはずなのに、
逆に雨漏りが発生するのはなぜでしょうか？

調査を進めたところ、塗装によってできた塗膜が雨水の抜け道を塞いでいることが判明しました。
屋根本来の排水機能が失われたため、雨水が内部に停滞し、建物に浸入してしまったのです。

室内の天井には雨じみが広がり、一部は浮きや剥がれの症状も出ていました。
天井材が変色し、剥がれが発生するレベルになると、すでに雨漏りはかなり進行している状態です。
早急な対応が必要と判断し、瓦屋根の修理を実施することになりました。

前回の記事では、現地調査結果について詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください♪

前回までのブログ記事はこちら⇩
https://sumitakaroof.com/blog/26042/

屋根葺き直し工事の様子：雨漏りの原因を徹底修理！

1. 瓦の取り外し作業

まずは、雨漏り修理のために瓦の撤去作業からスタート。
写真は、棟瓦（むねがわら）を取り外している様子です。

棟瓦とは？
屋根の面と面が合わさる頂点（棟部分）に設置される瓦のこと。
雨水の侵入を防ぎ、屋根の構造を補強する重要な役割を担っています。
スレート屋根や金属屋根では「棟板金」として施工されるケースが一般的です。

2. ボロボロのルーフィング（防水シート）の交換

次に、瓦を取り外した下にあるルーフィング（防水シート）を確認しました。
写真を見ると、かなり傷んでいるのがわかりますね。

ルーフィングとは？
屋根の防水機能を担う防水シートのこと。
屋根材の下に敷かれ、雨水が建物内部に浸入するのを防ぎます。
耐久年数は約20年ほどで、劣化すると防水機能を失ってしまいます。

今回の現場では、ルーフィングにひび割れや穴が多数見られました。
この状態では防水効果がまったく機能しておらず、雨水が直接屋根の下地にしみ込んでしまうため、
新しいものへ交換が必要となります。

3. 雨水に浸食されたバラ板（下地材）の補修

ルーフィングの下には、バラ板と呼ばれる屋根の下地材が敷かれています。
今回のアパートでは、築年数が40年以上経過しているため、バラ板が使用されていました。

バラ板とは？
昔の建物によく使われていた屋根下地の材料。
木の板を隙間を空けて設置することで通気性を確保する構造です。
現在は、強度や耐久性の向上を目的に「野地板（構造用合板）」が主流となっています。

今回は、傷んだバラ板の交換作業を実施しました。
下地が傷んだままでは、いくら新しい瓦を設置しても、雨漏りリスクが残ってしまうため、
しっかり補強していきます。

次回：瓦を設置する前に必要な作業

今回実施した工事内容

瓦の取り外し
ボロボロのルーフィング（防水シート）の撤去
傷んだバラ板（下地材）の補修

次回は、瓦を設置する前に必要な作業、
『新しい防水シートの敷設』や『桟木の設置』について解説いたしますので、お楽しみに！(^ ^)

まとめ：塗装ミスが雨漏りを引き起こす！？正しい屋根メンテナンスが重要！

✔️ 塗装による塗膜が雨水の流れを妨げ、雨漏りの原因になっていた
✔️ 雨漏りは放置すると天井の剥がれや腐食につながるため早急な対応が必要
✔️ 屋根の防水機能を担うルーフィング（防水シート）の定期点検が重要
✔️ 瓦屋根の修理には、下地材の補強や適切なメンテナンスが欠かせない

「雨漏りの原因がわからない…」
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