瓦屋根の漆喰、ヒビや欠けはそのままでいいの?
2024.02.06 (Tue) 更新
瓦屋根の漆喰、ヒビや欠けはそのままでいいの?
瓦屋根は美しさと耐久性を兼ね備えた素晴らしい屋根ですが、どんな屋根でも定期的なメンテナンスと点検が不可欠です。
瓦屋根のメンテナンスについて詳しく解説します。
どうしたらいい?瓦屋根のメンテナンス「漆喰」
- 漆喰のヒビや欠けに注意
瓦屋根のメンテナンスを考える際、まず注意が必要なのが漆喰(しっくい)です。漆喰は瓦同士を固定し、屋根全体の強度を保つ役割を果たします。しかし、時間の経過と気象条件の影響で漆喰にヒビや欠けが生じることがあります。
漆喰が劣化すると、瓦同士が固定されなくなり、雨漏りの原因となります。
漆喰の役割・漆喰って?
平瓦とむね瓦の隙間を埋め、瓦の固定も行ってくれる漆喰は実は瓦屋根によって重要な役割を持っています。漆喰は石灰にふのり・粘土を混ぜた自然由来の素材です。呼吸できる素材で、調湿効果と耐火性に優れています。
漆喰が使われている棟は屋根の一番上にありますので雨や風の影響を受けやすいです。また、屋根は住宅の動きの影響も受けますので地震で漆喰がひび割れてしまうこともあります。
ヒビや剥がれなどの劣化が目立ち始めるのがおよそ、10年〜15年と言われていますのでメンテナンスの目安にしてください。
漆喰が剥がれるとどうなる
瓦屋根の棟は土や土台を積まれ、表面に漆喰を塗り固定しています。この漆喰が剥がれることで内部の土が流れ出てしまい、棟の歪み崩壊を招く恐れがあります。漆喰がなくなると、水を吸収しやすい状態になるため、棟から雨水が入り込むリスクが高まります。早めに補修することが必要です。
漆喰は瓦を固定する役割があります。漆喰が剥がれることで整列している平瓦がズレ、大掛かりな補修が必要になることもあります。
漆喰の補修方法
漆喰の打ち替え工事
表面の漆喰を剥がし、新しい漆喰を詰める工事を漆喰の打ち替え工事と言います。
棟の積み直し
棟瓦がズレたり、崩れている場合には漆喰だけを補修しても意味がありません。
棟瓦の積み直し工事が必要です。一度胸を解体して新たに土台を形成し棟瓦を積み直す工事になります。
漆喰の経年劣化症状別注意度
注意度「小」
10年ほどで漆喰にヒビが入ります。漆喰の多少のヒビでは雨漏りの危険は少ないですのでそのまま様子を見ましょう。
専門も業者に依頼して屋根の定期点検で判断してもらうといいでしょう。
注意度「中」
漆喰のヒビ割れが進むと剥がれたり、欠けたりします。この状態になったら漆喰補修を行うタイミングです。漆喰が剥がれると内部に雨が侵入する恐れがあります。
棟内部の土が流出する可能性もありますので、雨漏りに繋がるのは時間の問題です。
台風が来る前に漆喰補修を行うことをおすすめします。
注意度「大」
漆喰の欠けや剥がれがさらに進むと、棟や熨斗瓦がズレたり崩れたりすることがあります。
この状態になると補修ではなく、棟の積み直しが必要になります。
放置すればするほど、修理金額が高額になります。
瓦屋根の防水シートの寿命
瓦屋根の下に敷かれた防水シートは、防水性を維持するために大切です。しかし、防水シートにも寿命があり、劣化や破損が生じることがあります。防水シートが機能しなくなると、雨水が建物内に侵入し、損害を引き起こす可能性が高まります。したがって、防水シートの寿命を把握し、定期的に点検することが重要です。
そのほかの瓦屋根の正しいメンテナンス、リフォーム方法
瓦屋根が劣化している場合、リフォームが必要です。
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瓦の交換: 割れた瓦や欠けた瓦を交換して、防水性を確保します。
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防水シートの交換: 劣化した防水シートを新しいものと交換し、雨漏りを防ぎます。
瓦屋根の住宅の定期点検の重要性
屋根の漆喰の寿命は10年ほどと言われていますが、瓦屋根は50年以上持つと言われています。
定期的な点検と、メンテナンスをして瓦屋根の寿命を最大限生かしましょう。
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