【糟屋郡久山町】築50年の瓦屋根で雨漏り4か所|劣化原因を現地調査
2026.09.30 (Wed) 更新
【糟屋郡久山町】築50年の瓦屋根で雨漏り4か所|劣化原因を現地調査
皆様こんにちは!屋根工事専門店 住みたかルーフです!
「築年数の古い瓦屋根から雨漏りしているけれど、部分的な修理で直せる?」
「葺き替えを勧められたけれど、本当に屋根全部を工事する必要があるの?」
築40年、50年と経過した住宅で雨漏りが発生すると、このような疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
今回は、糟屋郡久山町にある築50年ほどの戸建て住宅で行った雨漏り調査をご紹介します。
お客様からご相談いただいたのは、
「今年に入って雨漏りするようになった」
「昨日から急に雨漏りがひどくなった」
「1階だけで4か所から漏れている」
という症状でした。
以前、他業者へ耐震改修について相談されたこともあったそうですが、見積もりが高額だったことから工事を断念されたとのこと。
そのため今回も、「雨漏りは直したいけれど、大掛かりな工事が本当に必要なのか分からない」という不安があったことと思います。
そこで住みたかルーフでは、最初から工事方法を決めるのではなく、まず屋根の状態を確認。
今回は実際の調査写真を見ながら、築50年の瓦屋根にどのような劣化が起きていたのか、そしてなぜ部分補修ではなく「屋根葺き替え工事」をご提案したのかを詳しく解説します。
雨漏り4か所=屋根に4つの穴があるとは限りません
今回のお住まいでは、1階だけでも4か所から雨漏りしていました。

ここで知っていただきたいのが、「室内で雨水が落ちている場所=屋根から雨水が入った場所」とは限らないということです。
屋根から浸入した雨水は、防水シートや野地板、梁などを伝って移動することがあります。
そのため天井に雨染みがある場所の真上だけを補修しても、雨水の入口が別の場所にあれば再発する可能性があります。
特に今回のように複数箇所で雨漏りしている場合は、一部分だけを見るのではなく、屋根全体を確認することが重要です。
調査① 築50年を経過した瓦に広範囲の劣化
屋根へ上がると、まず目に入ったのが瓦全体の経年変化です。
瓦表面には色の変化や汚れがあり、一部では表面が傷んでいる箇所も確認できます。

ここで注意したいのが、「瓦が割れていないから雨漏りしない」とは限らないということです。
瓦屋根は大きく考えると、「瓦」→「防水層」→「野地板などの下地」という複数の層によって住宅を雨から守っています。
最初に雨を受けるのは瓦ですが、強風を伴う雨などでは瓦の隙間から雨水が入ることがあります。
そこで重要になるのが、瓦の下にある防水シートです。
住みたかルーフの過去の雨漏り調査でも、瓦のズレとともに、その下の防水シートが劣化・破損して雨漏りにつながっていた事例があります。
調査② 屋根に苔がまとまって発生
さらに屋根を確認すると、一部には大きな苔の塊が複数発生していました。

苔があるからといって、そこが直接の雨漏り原因とは限りません。
しかし、苔は水分が残りやすい環境で成長します。
屋根の日当たりや周囲の樹木、落ち葉、屋根形状など、さまざまな条件によって湿気が残りやすくなっている可能性があります。
今回のお住まいは周囲に植物も多く、屋根の一部には苔の発生が目立っていました。
そのため、表面的な苔だけを見るのではなく、屋根のどこに雨水が集まりやすいのか、瓦やその下の防水層まで含めて確認する必要があります。
調査③軒天井が劣化
さらに確認したのが、軒天井(のきてんじょう)の劣化です。
軒天井とは、屋根が外壁より外側へ出ている「軒」を下から見上げた部分のことです。
今回の写真では、軒天井の一部が傷み、下地が露出している箇所が確認できます。
また、雨漏りが悪化したためブルーシートによる養生も行われている状態でした。

軒天井が傷む原因には、経年劣化だけでなく、屋根や軒先側から回った雨水の影響が関係する場合もあります。
特に注意したいのは、軒天井の傷みが「屋根内部で何か起きていることに気づくきっかけ」になるケースがあることです
屋根から浸入した雨水が下地へ回ると、木部などに水分が残り、軒先側まで影響が広がることがあります。
もちろん、軒天井の劣化だけを見て雨漏りの侵入口を断定することはできません。
しかし今回のお住まいでは、すでに室内4か所で雨漏りが発生していたため、屋根材だけではなく防水層や下地を含めた屋根全体の状態を確認する必要があると判断しました。
雨漏りが急に悪化するのはなぜ?

雨漏りは、必ずしも前日に突然屋根へ大きな穴が開いて発生するわけではありません。
少量の雨水が屋根内部へ浸入していても、最初のうちは室内まで到達せず、気づかないことがあります。
しかし、雨が長時間続いたり、一度に多くの雨が降ったりすると、屋根内部で受け止めきれなくなった雨水が室内まで到達し、それまで見えなかった雨漏りが一気に表面化することがあります。
そのため、「少しの雨染みだから大丈夫」「雨が止んだら漏れなくなったから大丈夫」と判断するのではなく、雨漏りを確認した段階で原因を調べることが大切です。
そもそも「屋根葺き替え工事」ってどんな工事?
ここからは、今回ご提案した屋根葺き替え工事について解説します。
「葺き替え」と聞くと、「瓦を新しい瓦に交換するだけ?」と思われるかもしれません。
実際には、それだけではありません。
屋根葺き替え工事とは、現在の屋根材を撤去し、その下にある下地を確認・補修したうえで、防水シートと新しい屋根材を施工する工事です。

イメージとしては、
① 古い瓦を撤去する
↓
② 瓦の下に隠れていた下地を確認する
↓
③ 必要な部分の野地板を補修・調整する
↓
④ 新しい防水シートを張る
↓
⑤ 新しい屋根材を施工する
↓
⑥ 板金などを施工して屋根を仕上げる
という流れです。
つまり、表面の屋根材だけを交換するのではなく、普段は見えない屋根の内部まで確認できることが葺き替え工事の大きな特徴です。
▼関連記事|葺き替え工事について詳しく知りたい方はこちら
屋根の葺き替え工事メニュー
部分補修と葺き替え工事は何が違う?
雨漏りしたからといって、すべてのお住まいで葺き替え工事が必要になるわけではありません。
例えば、瓦数枚のズレなど不具合が限定された範囲にとどまっている場合は、既存瓦を活用しながら必要な部分を補修する方法を検討できることがあります。
住みたかルーフでも、瓦を葺き戻し、雨仕舞いを改善した施工事例があります。
▼関連記事|部分的な屋根修理の施工事例
一方で葺き替え工事は、既存の屋根を一度撤去するため、部分補修より工事範囲は大きくなります。
その分、古い屋根材の下に隠れていた防水シートや野地板まで確認し、必要な部分を整えたうえで屋根全体の防水性能を作り直せるという違いがあります。
なぜ今回は部分補修ではなく「葺き替え」をご提案したのか?

今回の久山町のお住まいでは、
- 築50年ほど経過している
- 今年から雨漏りが発生し、直近で悪化している
- 1階だけでも4か所から雨漏りしている
- 瓦屋根全体に経年変化が見られる
- 軒天井にも劣化が確認できる
という複数の状況が重なっていました。
一部分だけを修理した場合、その箇所の雨漏りを止められても、別の劣化部分から再び雨漏りする可能性があります。
そのたびに部分修理を繰り返すと、結果的に工事回数や費用が増えてしまうことも考えられます。
そこで今回は、雨漏りしている場所だけを追いかけるのではなく、古い屋根材を撤去し、下地から状態を確認したうえで防水層と屋根材を新しくする「葺き替え工事」をご提案しました。
重要なのは、「築50年だから必ず葺き替え」ではないということです。
築年数だけで工事方法を決めるのではなく、雨漏りの状況、屋根材、防水層や下地の状態、今後どのくらい住み続けるのかなどを確認しながら修繕方法を考えることが大切です。
まとめ|築年数の古い瓦屋根は「見えない部分」まで考えることが大切
今回の糟屋郡久山町のお住まいでは、築50年ほど経過した瓦屋根で、1階だけでも4か所から雨漏りが発生していました。
現地調査では、瓦の経年劣化や苔の発生に加え、軒天井にも傷みが確認できる状態でした。
屋根で難しいのは、地上から見えている瓦だけでは、屋根全体の状態を判断できないことです。
瓦の下には防水シートや野地板があり、雨漏りが発生している場合は、こうした普段は見えない部分まで含めて原因を考える必要があります。
「雨漏りしているけれど部分修理で済む?」
「築40年・50年の瓦屋根は葺き替えた方がいい?」
「葺き替えを勧められたけれど、本当に必要なの?」
このようなお悩みがある場合は、工事を決める前に、まず現在の屋根がどのような状態なのかを確認することが大切です。
住みたかルーフでは、屋根の状態を確認したうえで、必要な修繕方法をご案内しています。
次回のブログでは、実際の葺き替え工事の様子を詳しくご紹介しますので、お楽しみに!
「よか天気やね」と、安心して空を見上げられる毎日のために。

屋根の傷みや雨漏りは、早めに状態を確認することで、大きな修理になる前に対処できる場合があります。
「これって修理が必要?」「一度屋根を見てほしい」など、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。

住みたかルーフなら屋根・雨漏りの点検、お見積もりは無料です。
もちろん、点検したからといって無理に工事をおすすめすることはありません。
「よか天気やね」と皆様が笑顔で過ごせるよう、住みたかルーフは大切なお住まいを守るお手伝いをいたします。
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