【宇美町の皆様へ】塗装からわずか1年半でスレート屋根に劣化発生！タスペーサー不足による施工不良と屋根カバー工法の提案

2025.11.13 (Thu) 更新

【宇美町の皆様へ】塗装からわずか1年半でスレート屋根に劣化発生！タスペーサー不足による施工不良と屋根カバー工法の提案

皆様こんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

本日は、屋根調査の事例をご紹介します。

【お客様からのご相談内容】

「去年塗装したばかりなのに、屋根材が反っているように見える。ひび割れも気になる。」

現地を訪れたところ、約1年半前に別業者が実施した屋根塗装工事における施工不良が発覚しました。
主な原因は、タスペーサー（縁切り部材）の設置不足。
これによりスレート屋根材の内部に湿気がこもり、ひび割れ・反り・欠けといった深刻な劣化を引き起こしていました。

そもそもタスペーサーとは？

タスペーサーとは、スレート屋根材（カラーベストやコロニアル）を塗装する際に、屋根材同士の隙間を適切に保つために使用する部材です。
スレート屋根材は重なり合って施工されており、本来であればその隙間から雨水や湿気が自然に排出されます。
しかし、塗装の際にタスペーサーを設置せずに塗膜で屋根材を密閉してしまうと、「毛細管現象」によって水分が逆流して屋根内部にたまり、下地が腐食してしまうリスクが高まります。

調査で明らかになったスレート屋根の劣化症状

表面は塗装直後のように見えるが…

ドローン撮影と目視調査により確認した屋根は、表面上は光沢があり一見すると良好な状態に見えます。
しかし、よく見ると屋根材の端部や重なり部分に多数のひび割れや反りが生じており、明らかに通常の経年劣化とは異なる様子でした。

具体的な劣化症状

スレートのひび割れ：塗膜が硬くなりすぎて、スレート本体が動きについていけず、割れてしまっている。
屋根材の反り返り：湿気がこもったことで内部から屋根材が膨張し、反ってしまっている状態。
端部の欠け：歩行や風圧によって破損しやすくなっており、強風時に飛散する恐れも。
塗膜の劣化：光沢があるものの、雨水をはじく性能が著しく低下しており、防水効果はほぼ失われていました。

劣化が集中していた「下屋（げや）」

特に症状が顕著だったのは、1階の屋根部分（下屋）。
この場所は日当たり・風通しが悪く、湿気がたまりやすいため、施工ミスの影響が早期に現れやすい場所です。

原因は「タスペーサーの不足」による施工不良

調査の結果、今回の劣化の主因は明らかにタスペーサーの設置不足または未使用によるものでした。

施工時にスレート材の縁切りを適切に行わず、隙間が塞がれたことで内部に水分が溜まり、スレート材が常に湿った状態に。
これが原因で膨張→収縮を繰り返し、反り・割れ・欠けといった深刻なダメージを招いていたのです。

屋根カバー工法による根本的な解決をご提案

今回のケースでは、再塗装では問題を解決できない段階まで劣化が進行していると判断しました。
そこで、1階の屋根部分に限定して、屋根カバー工法（重ね葺き）による改修をご提案いたしました。

屋根カバー工法とは？
屋根カバー工法とは、既存の屋根材を撤去せずにその上から新しい防水シートと軽量な屋根材（ガルバリウム鋼板など）を重ねて施工する方法です。

▼カバー工法のメリット

撤去不要のため、廃材処理費がかからずコストを抑えられる
工期が短く、住みながら工事可能
新たな防水層・屋根材によって耐久性・防水性が大幅にアップ
断熱性・遮音性も向上

特にスレート屋根のように下地が比較的健全な場合は、カバー工法が費用対効果に優れたリフォーム手法として注目されています。

施工不良を防ぐために重要なチェックポイント

1年半という短期間でここまで劣化が進んでしまった背景には、業者選びの重要性があります。
塗装業者の中には、屋根材の特性や通気構造に配慮せず、表面的な塗装だけを行う業者も少なくありません。
屋根塗装を検討する際は、以下の点を確認しましょう。

✔ タスペーサーや縁切り処理を行っているか？
✔ 下地や構造の状態まで診断してくれるか？
✔ 保証やアフターフォロー体制は万全か？

まとめ｜塗装して安心…ではありません！

今回の事例は、「塗装さえしていれば安心」という考えに警鐘を鳴らす内容でした。
屋根材本来の性能を活かすためには、塗装だけでなく構造・通気・排水までを熟知した施工が不可欠です。

住みたかルーフでは、屋根の無料点検・診断・見積もりを随時承っております。

「他社で塗装したけど不安…」
「塗ったばかりなのに何かおかしい」

そんなお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
確かな知識と経験を持ったプロの視点で、最適なプランをご提案いたします。

次回のブログでは、実際に行った工事の様子をご紹介いたしますので、お楽しみに！

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選ばれる理由

親子二代で築き上げた信頼と技術～受け継がれる想いと福岡県瓦組合所属の誇り～

地域の皆様と共に歩んだ３１年。受け継がれる想いが、確かな技術を支えます。

「先代がこの地で創業して以来、31年。私たちは地域の皆様と共に歩み、住まいの屋根を守り続けてきました。親子二代で培ってきた技術と、お客様への感謝の想いは、私たちの誇りです。

福岡県瓦組合所属という、正しい知識・技術力を持つ専門店の証です。

「福岡県瓦組合に所属。悪徳業者が蔓延する昨今、組合所属は、お客様に安心をお届けする上での重要な指標となります。瓦のプロとして、正しい知識と技術で、お客様の屋根を守ります。」

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九州で認められた技術力。確かな品質で、お客様の期待を超える屋根を。

「九州トップクラスの技術で、お客様の屋根をしっかりと守ります。コンテスト受賞に甘んじることなく、常に技術向上に励み、お客様の期待を超える屋根づくりを目指しています。」

ドローンなどの最新技術による徹底調査

ドローンなどの最新技術を導入し、屋根の状態を隅々まで詳細に調査します。屋根工事に特化した専門店だからこそ、専門知識と技術力は他社とは一線を画す。屋根のことならどんなことでもお任せください。

アフターフォローも万全～末永いお付き合いを～

工事が終わってからが、本当のお付き合い。末永く、安心をお届けします。

「私たちは、工事が終わってからが本当のお付き合いの始まりだと考えています。半年に一度、定期点検のご案内をお送りし、お客様の屋根の状態をしっかりと見守ります。」

最後に

私たちが本気で目指すのは、「ただ工事を受注する」ことではありません。オーナー様から「この会社になら大切な住まいを任せられる」と心から思っていただき、そして長く安心して暮らしていただけることです。

それが、親子二代で培った信念であり、九州2位の受賞に裏打ちされた技術力であり、何より地域や職人を大切にする心につながっています。

「屋根でお困りのとき、まず最初に声をかけてもらえる存在でありたい」——その一心で、私たちは今日も情熱を持って現場に向かっています。

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