１階のベランダ屋根より雨漏りが発生。福岡市博多区住宅にてポリカ波板屋根の雨漏り調査を実施しました！

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2025.05.05 (Mon) 更新

１階のベランダ屋根より雨漏りが発生。福岡市博多区住宅にてポリカ波板屋根の雨漏り調査を実施しました！

皆さんこんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

今回は、福岡市博多区でご相談いただいたベランダ屋根からの雨漏りに関する現地調査の様子をお伝えします。
「洗濯物を干すたびに水がポタポタ落ちてくる…」「ベランダ屋根が劣化してきて不安」とお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。

調査のきっかけ

お客様より「１階のベランダから雨漏りしている」とご連絡いただき、
急いで現場へ調査に伺いました。

屋根は掃き出し窓の上に設置されており、洗濯物干し場として日常的に使用されているスペースです。
調査の結果、屋根上部に数か所の穴あき、波板の破れ、ビスの外れなどが見られ、
雨漏りの直接な原因となっていました。

また、屋根自体も大きく変形しており、色褪せや変色も進行していたことから、
経年劣化と最近の集中豪雨や強風によるダメージが重なったと考えられます。

屋根の状態

▼屋根上部の傷み
屋根を上から確認すると、波板の変色や湾曲が一目瞭然。
通常、ベランダ屋根は緩やかな傾斜（勾配）をもたせて雨水を流すよう設計されていますが、
今回はその勾配の最上部が特に酷く劣化していました。

原因は、外壁を伝って直接雨水が屋根に当たってしまっていたためと考えられます。
本来はこの部分に「水切り板金」が設置されていると雨水が弾かれてダメージを軽減できますが、
後付けの簡易屋根だったため水切りがなかったのです。

▼穴あき・ビスの浮き・破損箇所を確認

波板には以下のような状態が見られました。

穴あきが複数箇所
留め具の外れ、ビスの緩み
雨水浸入による黒ずみと汚れ
波板の端部に破れと変形

これらの症状は、ポリカ波板の耐久性を超えた劣化によるものと考えられます。
特にビスの周囲は雨水の通り道になりやすいため、
緩みや錆び、割れが起きやすく、結果として穴が拡がってしまうのです。

「ポリカ波板」とは？

ベランダや駐車場、倉庫などでよく使われている波板屋根には主に以下の２種類があります。

種類	特徴	耐用年数	価格帯
塩化ビニール波板（塩ビ波板）	軽量・安価・割れやすい	約3年	◎ 安い
ポリカーボネート波板（ポリカ波板）	割れにくい・紫外線に強い	約10年	◯ 中程度

今回使用されていたのは「ポリカ波板」です。
塩ビ波板に比べて高価ですが、その分耐久性や透明度に優れています。
しかし１０年を超えてくると、紫外線や気温差の影響で徐々に劣化が進み、
今回のように雨漏りや破損を引き起こすことも珍しくありません。

ポリカ波板屋根が劣化する主な原因

経年劣化：長期間の紫外線・風雨の影響によって、素材が硬化し脆くなります。
風害・飛来物：台風や強風時に飛んできたゴミや枝などで破損。
雨水の集中：特に上部に当たる水圧や衝撃によって、徐々に割れが進行。
施工不良：ビスの打ち込み不足、波板の張り出し過ぎによるバタつき。

ベランダ屋根のように常に日差しや風雨にさらされる環境では、定期的な点検と早めの交換が何より大切です。

今回のご提案内容：ポリカ波板の全面交換

調査結果を踏まえ、お客様には以下の工事を提案させていただきました。

劣化したポリカ波板の全面撤去
新しい高耐候ポリカ波板の設置
ビスの打ち替えと補強

また、今後のメンテナンスとして、５〜７年を目安に波板の表面や留め具のチェックを定期的に行うこともアドバイスいたしました。

まとめ｜ベランダ屋根の雨漏りは早めの対応が肝心

今回の福岡市博多区での事例からも分かるように、
ベランダ屋根の雨漏りは「あとで直せばいい」と先延ばしにすると、被害が拡大してしまいます。

屋根の破れや穴あき、ビスの外れ、変色や変形など、
少しでも気になる症状があればすぐにプロに相談するのがベストです！

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１階のベランダ屋根より雨漏りが発生。福岡市博多区住宅にてポリカ波板屋根の雨漏り調査を実施しました！