キッチンの天井に雨染みが出現！糟屋郡須恵町にて雨漏り調査を行い原因を突き止めました！

2025.04.15 (Tue) 更新

キッチンの天井に雨染みが出現！糟屋郡須恵町にて雨漏り調査を行い原因を突き止めました！

皆さんこんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

今回は、糟屋郡須恵町で行った雨漏りの現地調査の様子をご紹介します。
「キッチンの天井に雨染みのような跡ができている」と心配されたお客様からお問い合わせをいただきました。
台風のあとに雨漏りした可能性があるとのことで、早急に調査を行いました。

調査の結果、屋根瓦には破損箇所が見られ、漆喰は経年劣化で剥がれており、
防水シートも寿命を迎えている状態でした。
さらには外壁と屋根の取り合い部にひび割れも確認され、雨漏りの原因が複数重なっていることがわかりました。

調査のきっかけ

調査のきっかけは、室内の天井にできた雨染みです。
お客様からは「天井の一部がうっすら変色していて、触ると湿っているように感じた」と
ご相談いただきました。

こうした天井の雨染みは、すでに屋根から雨水が内部に侵入し、
天井材を通して建物内部に達しているサインです。
この時点で放置してしまうと、柱や梁などの構造材まで腐食が進み、
大規模な修繕が必要になることもあります。

屋根調査① 漆喰の剥がれと瓦の破損

実際に屋根に上がってみると、漆喰の剥がれが複数箇所見られました。
漆喰とは、瓦屋根の棟（むね）部分に詰められている白い材料で、
瓦を固定し、風雨から守る重要な役割を持っています。

漆喰が崩れると、固定力が弱まり、瓦がずれて隙間ができ、そこから雨水が浸入してしまいます。
実際、破損した瓦も数枚あり、穴が空いてしまっている箇所からは確実に雨水が侵入している状態でした。

▼瓦屋根の注意ポイント

漆喰の劣化は10～20年で発生しやすい
棟の歪みやズレがある場合は「棟瓦の取り直し」も検討を

屋根調査② 防水シートの劣化

屋根材の下には、必ず「防水シート（ルーフィング）」と呼ばれる防水層が敷かれています。
今回はこの防水シートにも劣化が確認されました。
変色、割れ、そして一部に剥がれも見つかり、防水機能が著しく低下している状態です。

防水シートが劣化すると、屋根材から浸入したわずかな雨水もそのまま建物内部へと侵入してしまいます。
つまり、屋根材だけでなく防水シートの劣化も雨漏りの直接的な原因になるのです。

屋根調査③ 外壁と接合部に大きなひび割れ

さらに調査を進めると、屋根と外壁の取り合い部分にも大きなクラック（ひび割れ）が見つかりました。
こうした接合部は、雨風が集まりやすく、住宅の中でも特に雨漏りが起きやすいポイントです。

特に「差し掛け屋根」や「庇」のような構造では、外壁との接触面から雨水が内部に侵入しやすくなります。
ひび割れからの雨水侵入は、外壁内部の構造材を劣化させ、
見えない場所で深刻な被害をもたらすこともあります。

雨漏りを放置すると？

１.構造体の腐食
　木材が水分を含んだ状態が続くと、腐食が進行し、住宅の耐久性や耐震性を著しく損なう可能性があります。
２.シロアリ発生
　湿気がこもった木材は、シロアリの格好の餌場になります。
　建物の土台や柱が食い荒らされてしまうことも…
３.カビ、ダニの繁殖による健康被害
　雨水が天井や壁に染み込み、湿度が高くなると、カビ、ダニが発生しやすくなります。
　それにより、アレルギー性鼻炎や、皮膚炎などの健康リスクが生じます。
４.電気設備への被害、漏電の危険性
　雨水が電気配線に接触すると、漏電やショートのリスクが発生します。
　コンセント・家電製品の故障や火災につながることもあり、非常に危険です！
５.修理費用が高額になる
　初期段階であれば小さな補修で済む雨漏りも、放置すると被害が広がり工事範囲が拡大してしまいます。
　結果として、大掛かりな工事が必要になるケースも少なくありません。