糟屋郡粕屋町にて地震で瓦がずれ落ちそうな屋根と剥がれた軒天を徹底調査！

2025.03.31 (Mon) 更新

糟屋郡粕屋町にて地震で瓦がずれ落ちそうな屋根と剥がれた軒天を徹底調査！

皆さんこんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

本日は、糟屋郡粕屋町で行った屋根の現地調査について、詳しくご報告いたします。

今回は、過去に住みたかルーフで工事をさせていただいたリピーターのお客様より、
「軒天が剥がれているので見てほしい」とのお問い合わせをいただき、さっそく現地へ。
お客様のお住まいは築年数の経った戸建住宅で、地震の影響も心配されていました。

調査結果

現地で調査を行ったところ、以下のような不具合が確認されました。

軒天（軒の裏側の天井材）の剥がれ
屋根瓦のズレ
瓦の粉化と劣化
雨漏りの兆候
谷板金の錆・変色

瓦の一部は今にも崩れ落ちそうな状態で、非常に危険でした。
加えて、雨漏りも発生しており、下地材や構造材の損傷も懸念されました。
そこで、お客様には早急な修理の必要性をお伝えし、工事の計測も同時に実施しました。

軒天の剥がれは雨漏りのサイン？見落とせない軒裏の異変

「軒天（のきてん）」とは、屋根の軒先裏に取り付けられている天井材のことで
外から見えるため美観にも関わる部分です。
しかしそれ以上に、雨や風から家を守る大事な役割を担っています。

今回の現場では、軒天が大きく剥がれ、下地の木材がむき出しになっている箇所もありました。
このような状態は、以下のリスクを伴います。

軒天の隙間からの雨水の浸入
小動物や害虫の侵入
落下による人的被害

軒天の剥がれは、屋根や外壁からの雨水の伝い漏れが原因になっている場合が多く、
放置してしまうと野地板や垂木などの構造材まで腐食してしまいます。

錆びた谷板金は雨漏りのホットスポット

次に注目したのが、屋根の「谷」と呼ばれる部分に取り付けられている谷板金（たにばんきん）です。
谷板金は、屋根の谷状になった部分に設置され、雨水をスムーズに排水する役割を果たしています。

今回の調査では、この谷板金に茶色い錆と剥がれが見られ、
長年の風雨にさらされていたことが一目で分かりました。
谷板金が劣化して穴が開けば、そこから大量の雨水が侵入してしまいます。

地震でずれた瓦が今にも落下しそうな危険な状態

屋根の頂部を確認すると、瓦がずれ、部分的に浮いているのが確認できました。
これは、地震による振動や長年の風雨の影響で固定力が弱まったことが原因です。

瓦がずれると、下地の防水層に直接雨水が入り込み、雨漏りが発生します。
特に今回のケースでは、瓦と瓦の間に大きな隙間ができていたため、室内の天井に雨染みが発生していました。

さらに、屋根に使用されていた瓦自体もかなり劣化が進んでおり、
表面がボロボロで、触ると茶色い粉が落ちるほど粉化している箇所もありました。

土に還る？劣化が進行した瓦の実態

今回のお住まいで使われていた瓦は、粘土瓦と呼ばれるタイプでした。
これは自然素材の土を焼き固めて作られており、丈夫で耐久性が高い一方、
劣化が進行すると粉化しやすいという特徴もあります。

瓦の粉化が進むと、雨水を吸収しやすくなり、冬季には凍害による破損も起こります。
また、屋根全体の重量が増し、耐震性のリスクにもつながります。

▼凍害とは？
冬に気温が低下して瓦に含まれる水分が凍結・融解を繰り返すことで、
瓦が剥がれたり割れたりする現象です。凍て割れとも呼ばれ、
寒い地域限定のものではなく、温暖な地域でも起こり得ます。

まとめ｜屋根の老朽化は定期点検と早期対応がカギ！

今回の現地調査では、軒天の剥がれ、瓦のずれ・粉化、谷板金の劣化など、
複数の不具合が同時に見つかりました。
これらの症状はいずれも放置すれば雨漏りや建物内部の腐食へとつながり、修理費用がかさむ原因となります。

屋根は見えない場所にあるからこそ、早め早めの点検と補修が非常に重要です。
「そろそろ屋根が気になる」「雨漏りする前に見てほしい」そんなお悩みをお持ちの方は、
ぜひ住みたかルーフへお気軽にご相談ください。

「すぐに工事する予定はないけれど、点検だけでもお願いしたい」という方もご安心ください。
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