防水シートって必要?屋根リフォームに欠かせない防水シートをご紹介!
2024.05.09 (Thu) 更新
屋根リフォームに欠かせない防水シートをご紹介!防水シートって必要?
屋根や外壁の施工において、防水シートは欠かせない材料の一つです。防水シートは、屋根や外壁の下地に施工され、雨水の浸入を防ぐことができます。防水シートの重要性と、適切な施工方法について解説します。
屋根が割れたり、ズレた場合、実はすぐに雨漏りするわけではありません。屋根の下に防水シートがあるからです。
屋根の下の防水シートは建物の防水性を確保し、建物内部への雨水や湿気の侵入を防ぐ役割を果たします。
屋根と防水シートの2段で雨水の侵入を防ぐような仕組みになっています。
いかに、雨水の侵入が住宅に影響を与えるかがわかりますね!
屋根は3層構造
普段外側の屋根材しか見えていませんが屋根は一般的に3層構造でできています。
・屋根材(陶器瓦やスレート、金属屋根があります。)
・防水シート(屋根の下にあるのが防水シートです。)
・野地板(ベニア板のイメージです。防水効果は持っていません。)
防水シートの役目
屋根の下に施工される防水シートは、屋根の下に施工されることで外部からの湿気や侵入を防止します。雨から住宅を守り建物内部の損傷や劣化を防ぎます。
防水シートが建物の健康を守る
防水シートが重要な理由は、建物を長持ちさせるために欠かせないからです。屋根や外壁に浸入した雨水は、木材やコンクリートなどの素材を腐食させ、建物を劣化させる原因となります。また、雨水が壁内部に入り込むと、カビや腐敗が進行し、建物内部の健康被害にもつながります。
寿命を過ぎた防水シートはどうなるの?
もし、寿命が過ぎた防水シートをそのまま使い続けたらどうなるの?
防水シートには柔軟性があり、建物が揺れても屋根の構造が伸び縮みするようになっています。
柔軟性は次第に失われていき、寿命が過ぎた防水シートは劣化し、硬くなることでボロボロになります。屋根に問題がなければ雨漏りしませんが、屋根が割れたり、ズレたりすることで雨が侵入すると屋根裏に大きな水たまりができるでしょう。
防水シートは雨漏りを防ぐための最終手段
防水シートに穴があったり、劣化してボロボロになっていては、すぐに野地板まで雨水が到達してしまいます。種類豊富な防水シートから最適なものを選びましょう。
特に、アスファルトルーフィングは防水シートの定番です。板紙にアスファルトを染み込ませており、アスファルトと改質アスファルトに分けられます。
主な防水シートの種類
- アスファルトルーフィング
一般的によく使用されています。ストレートアスファルトを紙や不織布に染み込ませたものです。比較的グレードは低く、10年ほどで交換が必要になります。新築で家を建てた際に防水シートにこだわった人は少ないでしょう。多くの住宅で使用されている防水シートになりますので耐用年数があり、交換が必要であるということを覚えておいてくださいね。 - 改質ゴムアスファルトルーフィング
アスファルトルーフィングを改良したものです。耐久性を高めたもので、20年〜30年ほど持ちます。 - 粘着ルーフィング
通常、防水シートはカッターや釘を使って野地板に固定します。その固定した箇所から劣化し、雨漏りする場合もあります。粘着ルーフィングは、片面が粘着シールになっているのでカッターや釘を使用せずに固定することができます。
防水シートの寿命と種類別のメリット・デメリット
防水シートの種類 | 寿命 | メリット | デメリット |
アスファルトルーフィング | 10年 | 低価格 | 耐久性が低い |
改質アスファルトルーフィング | 30年 | 耐久性が高い | 高価格 |
基材不織布ルーフィング | 30年 | 耐久性が高い | 高価格 |
粘着ルーフィング | 30年 | カバー工法に適している | 高価格 |
高分子系ルーフィング | 15年 | 耐久性が高い。破れにくい | 耐用年数を過ぎると破れることがある |
透湿ルーフィング | 50年 | 耐久性が高い | 高価格。施工が難しい |
防水シートを選ぶ際の重要なポイント
防水シートは雨から住宅を守る重要な役割を持っています。屋根の寿命より、先に防水シートの寿命が来る場合もあります。防水シートの状態は屋根材と取り外さないと確認することができません。ということは、防水シートの耐用年数は屋根のメンテナンス時期に大きく関わります。屋根と防水シートの耐用年数が異なると、防水シートの交換のために一度屋根を取り外す必要があるからです。
・屋根と防水シートの耐用年数を合わせる
・屋根より長く持つ防水シートを使用する
このポイントを考慮し、適した防水シートを選ぶことが重要だと言えます。
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