世界遺産「白川郷」で茅葺き屋根を体験する
2024.02.15 (Thu) 更新
世界遺産「白川郷」で茅葺き屋根を体験する
白川郷の風景を彩る茅葺き屋根は、その独特の美しさと伝統的な魅力で多くの人々を魅了しています。観光地として、海外からも多くの人が訪れる、白川郷の茅葺き屋根の魅力について探ってみましょう。
文化遺産の茅葺き屋根
茅葺き屋根は、白川郷の歴史と伝統の象徴です。この地域の気候や地形に適した建築技術として発展し、茅葺き屋根の伝統は今もなお受け継がれています。茅葺き屋根は、地元の人々による手作りの技術と知恵の結晶であり、白川郷の文化遺産として大切に守られています。厳しい豪雪地帯で自然と共に暮らすための伝統文化だと言えます。
世界遺産の白川郷合掌造りは田畑の合間に合掌造りの家屋が114棟あります。
国内外から訪れる人々の数は年間200万人とも言われ、ここには厳しい自然の中、時代が変わっても変わらず守られてきました。
茅葺き屋根の作り方
茅葺き屋根は茅草を束ねて編んで作られます。約1600人の白川村に住む人々によって合掌屋根の葺き替えが行われています。全ての茅を1日で葺き替えるのは大変な作業で200人ほどの人数が集まって作業することもあります。
屋根の葺き替えは20〜30年に一度。住民の手作業にて行われます。
茅葺き屋根のメリット
茅葺き屋根は、その耐久性でも知られています。茅草は自然の風雨に耐える強さを持ち、屋根の下に通気を確保することで、湿気やカビの発生を防ぎます。また、定期的な茅の張り替えや修理が行われることで、長い間美しい姿を保ち続けることができます。
- 自然素材の利用
茅葺き屋根は主に茅草と呼ばれる植物の草を使用して作られます。茅草は地域によって異なりますが、一般的にはヨシやススキなどが利用されます。自然素材を使用することで、環境にやさしく、自然の風合いや温かみを感じることができます。
古くなって屋根から下ろした茅は肥料になり、集落の自然も守ります。 - 通気性と断熱性
茅葺き屋根は通気性に優れており、屋根裏の換気を良好に保ちます。また、茅草の密集した繊維が断熱材のように機能し、夏は涼しく、冬は暖かい住環境を実現します。 - 耐久性と防水性
茅草は湿気や雨に対して耐久性があり、水を十分に吸収して屋根裏の湿気を逃がします。また、適切な施工と定期的なメンテナンスが行われれば、茅葺き屋根は長期間にわたって耐久性を保つことができます。 - 美しい風景
茅葺き屋根はその風合いや独特の姿が美しく、日本の風景や文化に深く根付いています。特に歴史的な町並みや観光地、農村地域などで見られる茅葺き屋根は、その伝統的な風景が多くの人々に愛されています。
特徴的な合掌造りの秘密
合掌造りの特徴というと急勾配の屋根。急勾配にすることによって雪の重みに耐えることができ、広い屋根裏で蚕を飼うなどの方法で生計を立てていました。屋根裏部屋は太陽の光と風が窓から入り、養蚕に適した構造になっています。
次世代へ繋ぐ合掌造り
次世代へ繋ぐため、「売らない、貸さない、壊さない」の3原則を定め、それを守り続けたため今なお、人気の観光地として多くの人々が訪れています。現在も多くの人々が国内外から白川郷に訪れています。白川郷にはゴミ箱が設置されていません。中には、雪の中にゴミを隠す人がいるのだそうです。素晴らしい景色を次世代へと繋ぐためにマナーを守って白川郷を楽しみましょう。
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