北海道には平らな屋根が多い?その理由は?北海道の特徴的な屋根の形状「無落雪屋根」を解説
2024.02.09 (Fri) 更新
北海道には平らな屋根が多い?その理由は?北海道の特徴的な屋根の形状「無落雪屋根」を解説
北海道の住宅では気候条件や雪の影響を考慮して、無落雪屋根が多く採用されています。
北海道で多く採用される無落雪屋根とは
北海道の厳しい冬の気候条件に適応した屋根の形状として、無落雪屋根があります。
無落雪屋根とは、雪が屋根から落ちることを防ぐように設計されています。
平らな屋根にはどんどん雪が積もり住宅に影響がありそうですが、これは、屋根からの落雪による事故を防ぐための安全対策として重要視されています。
無落雪屋根は平らな形状で、屋根の角度が緩やかなため、雪が滑り落ちにくい構造になっています。
また北海道などの雪国では庇が多いとそれだけつららで多くできます。
つららは長くなると、落ちた時に窓ガラスが割れることもあるため棒で強制的に落とすのですが、無落雪屋根だとつららもできにくく適した構造の屋根だと言えます。
無落雪屋根の種類
- スノーダスト屋根
上から見ると、中央に溝があります。その溝に太陽の熱で溶けた水が流れ、雪の落ちて近隣の住宅を傷つけることもありません。
溝に落ち葉やゴミが溜まらないように点検が必要です。
屋根の素材はガルバリウム鋼板のため、錆びることもなく、金属は雪が滑りやすいので北海道でよく採用されます。 - フラットルーフ
この屋根には少し傾斜がついており、雨水や雪とけ水を軒先に流します。北海道では気温が低いのでつららができてしまうかもしれません。 - 雪止のついた構造の勾配屋根
屋根の雪下ろしの危険性
北海道の冬は豪雪地帯であり、屋根に積もった雪の重みが建物や住人を危険にさらすこともあります。
屋根からの積雪によるトラブルは避けたいですが、定期的な雪下ろし作業は事故のリスクが高く、十分な注意が必要です。
北海道の屋根の特徴は「雪」
昔ながらの家といえば瓦屋根のイメージがありますが、北海道では約7割が金属屋根(ガルバリウム鋼板)です。金属は雪から住宅を守るのに適しています。
金属屋根は密閉性が高く、雨水が入り込む心配もありません。また、家の重心が低くなるため、自身にも強いという特徴があります。
北海道で多かった三角屋根、マンサード屋根
無落雪屋根が出来るまでは三角屋根とマンサード屋根が北海道特有の屋根でした。
都市化が進み、住宅が密集するようになったため、近隣の敷地に屋根に積もった雪が落ちないように配慮が必要になりました。
その結果、無落雪屋根が普及しました。
北海道ならではの三角屋根も登場
北米で一般的に使用されている「アスファルトシングル」や「石付金属瓦」が近年輸入住宅や洋風住宅で人気になっています。
どちらも表面がざらざらしており、雪が屋根から滑り落ちにくくなっています。
熱で雪をとかす
屋根に直接ヒーターを設置して屋根に積もった屋根を溶かす処理を行うシステムのことです。
光熱費はかかりますが、落雪による事故を防ぐことができます。
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