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屋根はどれくらいの雪に耐えられるの?雪の危険性について解説

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2024.02.08 (Thu) 更新

屋根はどれくらいの雪に耐えられるの?雪の危険性について解説

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積雪は美しい風景を作り出しますが、同時に住宅に重大な被害をもたらすこともあります。
実は毎年のように雪の重みによる住宅の倒壊が発生しています。
雪の重みによる住宅の危険性について解説します。

 

雪の重さ

気温や積雪し続ける時間、途中で雨が降ったり、雪が溶けたりと状況は様々ですが、およそこのような重さになります。

新雪の場合、1m3あたり150Kg。
新雪が圧縮されて締まり雪になった場合、は500Kg。
雪が溶けて再度凍った場合には、ザラメ雪といい、700Kgにもなると言われています。

 

屋根の上の雪

100m3の屋根の上に1mの雪が積もると重さはなんと50トンになります。
湿った雪や凍結した雪ではさらに重さが増加します。
豪雪地方に住んでいる場合には雪下ろしや屋根の形を工夫するなどの対応が必要です。

 

雪の重みによる住宅倒壊のメカニズム

屋根の積雪が続くと住宅に危険が生じます。

  • 屋根の荷重超過
    屋根は一定の重さに耐えることができますが、積雪がその重量を超えると屋根の構造にひび割れが生じ、変形、最悪の場合倒壊する可能性があります。
  • 雪溶け水
    屋根の表面温度が上昇すると積雪が溶けて水になります。その水が屋根の隙間や割れた部分から侵入し屋根を弱らせることがあります。

 

積雪に気をつけたい建物

以下の建物は雪の重さに注意が必要です。

  • 古い建物
    古い建物は新しい建物に比べて、屋根の耐久性に劣ります。古い建物は重みに対して弱いです。
  • 平らな屋根
    平らな屋根は雪が積もりやすく、屋根に負荷がかかりやすいです。
  • 雪国の建物
    寒冷地域や雪国の建物は積雪量が多く、雪の重みによる危険性が高いです。

ガレージや車庫、カーポート、ビニールハウスなど、屋根のある建物には倒壊の可能性が潜んでいます。

 

雪から住宅を守るには

  • 雪かき
    雪で住宅を倒壊させないために必要なことは「雪おろし」です。
    積もれば積もるほど雪の重みが増します。また雪おろしの負担が違います。
  • 「雪止め」の設置
    「雪止め」とは屋根に積もった雪が滑り落ちないようにするための部材です。
    豪雪地域では雪おろしが必須なので雪下ろしの際に邪魔になるため設置しません。
    設置しても雪の重みで雪止が曲がってしまいます。
    豪雪地域以外では落雪を防ぐため、雨樋破損を防ぐために設置をお勧めします。

 

雪による住宅の危険性は、屋根の点検や除雪を行い、安全を保つために再策を講じましょう。

 

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