当時大人気だった屋根、セキスイかわらUの問題。正しいリフォームを解説

人気の屋根材、セキスイかわらUはなぜ販売中止になったのか
セキスイかわらUの問題とは？

 

セキスイかわらUは４０年近く販売されていました。
セキスイというブランド効果もあり人気があった商品です。
人気の瓦が販売中止になった理由はなんでしょう。

 

かっこいい屋根セキスイかわらU

１９７０年頃から販売され本物の瓦のような見た目から人気があり、全国で５０万棟以上で使用させた屋根。
瓦よりも軽く、屋根リフォームを目的に作られた屋根で、屋根カバー工法で用いることができたので、人気がありました。

 

アスベスト問題

販売当初のセキスイかわらUはアスベストが含まれていました。
しかし、アスベストによる健康被害が問題になり１９９０年８月にアスベストを取り除いて再販売されました。
アスベストを含まないセキスイかわらUは想定よりも弱く、耐久性に問題を抱えていました。
丈夫な素材の技術が未熟で、長期的なデータを得られる前に販売されたからです。

その後、セキスイかわらUは販売中止となりました。

 

セキスイかわらUの劣化症状

 

 

• 塗膜の剥がれ
  塗膜が剥がれ下地が露出してしまいます。
  塗膜の剥がれは通常の劣化で起こり得るのですが、発生するまでの期間が短いです。
  屋根塗装をしても、すぐに同じように剥がれてしまうので塗装は無意味です。
  塗膜が剥がれた箇所から雨水が染み込み、さらに劣化を進めます。
• ひび
  衝撃が無くても割れてしまいます。
  さまざまな箇所でひびが入るので補修をしても追いつかないほどです。
  割れるというより、細かく砕けるような劣化をする場合があります。
• 屋根がボロボロと崩れる
  水分が残りやすい先端の方からボロボロと崩れていきます。
  パミールとよく似た症状です。
  崩れた屋根材は雨樋へ落ちることがほとんどで、発見しづらいです。

アスベストの有無

セキスイかわらUには耐久性に問題を抱えているものもあります。
セキスイかわらUを使用している屋根は３パターンあります。

1. １９９０年８月以前のアスベストを含んだセキスイかわらUで葺き替えられた屋根
2. １９９０年９月以降のノンアスベストのセキスイかわらUで葺き替えられた屋根
3. １９９０年９月以降のノンアスベストのセキスイかわらUで屋根カバーされた屋根

 

１　１９９０年８月以前のアスベストを含んだセキスイかわらUで葺き替えられた屋根

アスベストを含んだ、セキスイかわらUは、塗膜の剥がれや割れが発生しにくいですが、すでに屋根の寿命を迎えています。
屋根の葺き替えをするのが安心です。

２　１９９０年９月以降のノンアスベストのセキスイかわらUで葺き替えられた屋根

ノンアスベストの屋根は塗装しても意味がありません。
耐用年数を考慮し、屋根の葺き替えをするのが安心です。
より軽い金属屋根を使えば、耐震性も高まり安心です。

 

３　１９９０年９月以降のノンアスベストのセキスイかわらUで屋根カバーされた屋根

すでに屋根カバーをしている場合、さらに重ねると３重になり、重量が心配です。
一度既存のセキスイかわらUを撤去することをお勧めします。

 

ザルフグラッサの正しいメンテナンス方法

・ボロボロの屋根をきれいにしたい。
・屋根のメンテナンスをして、安全に暮らしたい。

 

塗装のメンテナンスが出来ないなら、適切なメンテナンス方法は？

• 屋根カバー工法
  現在の屋根の上に新しい屋根を被せる施工方法のことです。
  既存の屋根を撤去しないことで処分費がかからず、コストも抑えられます。
  また、屋根が二重になるため、断熱性、遮音性が向上させることができます。

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• 屋根葺き替え工事
  現在の屋根(セキスイかわらU)を撤去し、下地から新しく取り付けます。
  一度、屋根を撤去することで屋根の軽量化を図ることができます。
  補修工事や、補強工事を一緒に行うことができるので、屋根に他のトラブルがある場合におすすめです。
  セキスイかわらUの割れがひどく、雨水が侵入し雨漏りを起こしていたり、屋根の下地にまで影響がある場合におすすめの屋根工事です。
  屋根が軽くなり耐震性を高めることができます。

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まずは屋根点検
屋根点検の費用は？

セキスかわらUでなくても、屋根の定期点検は必要です。

住みたかルーフでは、屋根点検・雨漏り点検を無料で行なっています。
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すぐに屋根リフォームを考えていなくても、定期的な屋根点検がきっかけでお住まいの寿命を延ばすことができます。

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