ザルフグラッサってどんな屋根?塗装できない理由を解説
2023.11.17 (Fri) 更新
ザルフグラッサってどんな屋根?塗装できない理由を解説
ザルフグラッサってどんな屋根
1997年〜2006年まで同じくクボタから製造・販売されていたザルフの高耐候仕様として販売されていたのがザルフグラッサです。
どちらも形状はほぼ一緒です。
アスベストを使用しないノンアスベスト屋根材になっていますが、2004年に定められた規定をクリアするために長期のデータが無いまま製造・販売されました。
そのため耐久性に乏しく、8年〜10年ほどで不具合が発生し、生産中止になった屋根材です。
ザルフグラッサの劣化の特徴
ひび割れ(耐久性に乏しくヒビが発生します)
割れ(ひび割れが進行すると割れが発生します)
欠落(割れてしまった屋根材の破片が強風で飛ばされ、屋根から落下します。落ちた屋根材と見つけて初めて屋根の劣化に気づくこともあります。)
層状剥離(ミルフィーユのように層が剥離していきます。ニチハのパミールにも見られる症状です。)
ザルフグラッサの劣化を放置すると
屋根の下には防水シートがありますが、屋根が欠落し防水シートが長期間剥き出しになると防水シートが腐り雨漏りを起こします。
建物内部にまで雨水が侵入すると修理に時間と費用がかかります。
ザルフグラッサの劣化を塗装メンテナンスで行うことはできるのか
多少のひび割れは補修できますよ。と塗装をおすすめされてもザルフグラッサの場合、塗装はできません。
屋根を見て塗装ができる屋根なのかしっかりと判断してもらう必要があります。
塗装しても意味がない
スレート屋根はセメントを主原料にしています。
そのため、スレート屋根自体に防水性はありません。
スレート屋根の上に防水塗膜コーティングがあり、通常屋根の劣化といえばこの塗膜の劣化になりますが、ザルフグラッサの場合は、基材(スレート屋根自体)に問題があるためです。
塗装をして一時的に見栄えは良くなってもすぐに屋根の割れが始まります。
どんなに慎重に作業しようとしてもどんどん割れが生じます。
屋根塗装をしても意味がありません。
ザルフグラッサの正しいメンテナンス方法
・ボロボロの屋根をきれいにしたい。
・屋根のメンテナンスをして、安全に暮らしたい。
塗装のメンテナンスが出来ないなら、適切なメンテナンス方法は?
- 屋根カバー工法
現在の屋根(ザルフグラッサ)の上に新しい屋根を被せる施工方法のことです。
ザルフグラッサを撤去しないことで処分費がかからず、コストも抑えられます。
また、屋根が二重になるため、断熱性、遮音性が向上させることができます。屋根カバー工法の金額を知る
https://sumitakaroof.com/works/works_tax/cover/ - 屋根葺き替え工事
現在の屋根(ザルフグラッサ)を撤去し、下地から新しく取り付けます。
一度、屋根を撤去することで屋根の軽量化を図ることができます。
補修工事や、補強工事を一緒に行うことができるので、屋根に他のトラブルがある場合におすすめです。
ザルフグラッサの割れがひどく、雨水が侵入し雨漏りを起こしていたり、屋根の下地にまで影響がある場合におすすめの屋根工事です。
現在の屋根はザルフグラッサよりも軽いことがほとんどですので、屋根が軽くなり耐震性を高めることができます。屋根葺き替え工事の金額を知る
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まずは屋根点検
屋根点検の費用は?
ザルフグラッサでなくても、屋根の定期点検は必要です。
住みたかルーフでは、屋根点検・雨漏り点検を無料で行なっています。
普段目にすることが難しい屋根の状況を写真で見てみませんか。
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すぐに屋根リフォームを考えていなくても、定期的な屋根点検がきっかけでお住まいの寿命を延ばすことができます。
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建物の屋根や外壁をしっかりお手入れしておくと、家の寿命は長くなります。家のさまざまな箇所で不具合を見つけたら、お気軽に住みたかルーフの無料診断をご利用ください。
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