イタリア・アルベロベッロのとんがり屋根トゥルッリとは? 福岡市と糟屋郡の屋根工事・雨漏り専門店
2023.08.01 (Tue) 更新
イタリア・アルベロベッロのとんがり屋根の秘密
トゥルッリとは?
イタリア・アルベロベッロにとんがり屋根のトゥルッリという伝統的な家屋があります。
16世紀から17世紀にかけてこの地域を開拓するために集められた農民が建てた家だと言われています。
トゥルッリの壁は石灰岩の切り石を重ね、漆喰を白く塗っただけのシンプルな作り。
屋根は灰色の平らな石を円錐状に積み上げて作られています。
2重構造の壁と、とんがり屋根の秘密
この地方には川や湖がなく、水が貴重だったためたまに降る雨はしっかりためて生活に使っていました。
その貴重な雨を集まる工夫は石灰岩で作られたとんがり屋根にあります。
壁が2重構造になっており、外壁と内壁の間には土砂が詰められています。
そのため壁の厚みは0.8〜2mもあります。
とんがり屋根で受けた雨水は土砂の詰まった壁で濾過され、床下の貯水槽に集められていました。
家を連続して建てることで、屋根の面積が増え、雨水が集まるような工夫もされています。
シンプルな家作りは税金対策?
この時代、漆喰で塗装された屋根のある家は課税対象だったことから、徴税人が来ると家を壊し、徴税人が帰ったら再度屋根を積んでいたそうです。
そのため、屋根は接合剤を使わずに積み上げられただけのシンプルな作りだったようです。
漆喰壁が雨水を濾過し、夏は直射日光を反射し、冬は暖炉の熱を外に逃さないこの家作りは美しい風景を作りました。
壁が厚いため、外からの光が入りにくいのですが漆喰の真っ白な壁が家全体を明るく見せ、広く見せる効果もありました。
さらに、暑さを避けるため入り口や窓は小さく、少ない作りになっています。
- その土地で手に入る地産地消の家作り
- 白を使って部屋を明るく、広く見せる
- 白い壁で直射日光を反射させ、暑さ対策
現代の家作りのヒントにもなりそうですね。
福岡県(福岡市・糟屋郡志免町・宇美町・須恵町・大野城市・太宰府市・筑紫野市)でショールームがある屋根業者は住みたかルーフだけ!
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