【粕屋町の皆様へ】再塗装後わずか数年で色褪せたスレート屋根 … 正しいメンテナンス方法をご紹介！

2025.10.22 (Wed) 更新

皆様こんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

今回は、スレート屋根の調査についてご紹介します。

「数年前に他社で屋根塗装をしたのに、もう色褪せてしまっている…見た目が悪くなってきて、防水性も心配…」

というご相談内容でした。

実際に現地を確認したところ、スレート屋根には再塗装後わずか数年で見られるべきでない劣化症状が多数発生しており、棟板金にも腐食の兆候が見られました。
今回はその調査結果をもとに、色褪せた屋根の適切なメンテナンス法と、塗装の限界を超えた場合の対策について詳しく解説していきます。

今回のご相談のきっかけは、以下のようなお悩みでした。

お客様のご不安に応えるべく、屋根全体の状態を確認するため、ドローン撮影と目視による現地調査を実施しました。

調査を進めたところ、屋根には以下のような劣化が広範囲に見受けられました。

▼ 色褪せ・変色

もともとは深いグリーン系の塗装色だったはずの屋根が、今では褪せた茶色やくすんだ緑にまだら状に変色していました。
これは、塗膜の紫外線劣化や雨風による顔料の流出が主な原因です。

▼ 塗膜の剥離・ひび割れ

ところどころ塗膜が剥がれ落ち、スレート材がむき出しになっている部分も多数。
こうした状態では屋根材自体が水分を吸収してしまい、内部から脆くなるリスクが高まります。

▼ 苔や藻の発生

特に北側や日陰になりやすい箇所では、苔や藻が表面に付着していました。
これは塗膜の防汚性・防水性が低下している証拠であり、見た目の問題だけでなく屋根の寿命にも悪影響を及ぼします。

本来、適切な下地処理・高品質な塗料・正しい施工が行われていれば、屋根塗装は10年程度は美観と性能を保つことが可能です。
しかし、今回のように数年で劣化が進行してしまう原因としては、以下の点が考えられます。

要因	解説
下地処理不足	高圧洗浄が不十分だったり、ひび割れ補修を行っていないと塗膜の密着が悪くなる
使用塗料のグレードが低い	安価な塗料は耐候性が低く、紫外線に弱いためすぐに劣化
重ね塗り不足	通常2～3回塗りが必要なところを1回しか塗っていないなど施工不良

屋根本体だけでなく、棟板金の状態も非常に重要なチェックポイントです。

今回の調査では、

という症状が確認されました。

棟板金の劣化を放置すると、

といった深刻な被害につながることもあります。

お客様には、以下の2つの選択肢をご案内しました。

今回の屋根は、

といった点から、屋根カバー工法をおすすめしました。

カバー工法とは、今ある屋根材の上から防水シートを敷き、新たな金属屋根材を重ねて施工する方法です。

▼カバー工法のメリット

今回のように、すでに塗装では対応しきれないほど劣化が進んでいる場合には、カバー工法が非常に効果的です。
使用予定の屋根材には、スーパーガルテクトや横暖ルーフなどの高耐久ガルバリウム鋼板系素材をご提案しました。

スレート屋根は定期的なメンテナンスが必要な建材です。
しかし、塗装だけでは対応しきれないほど劣化している場合は、適切な工法（カバーや葺き替え）を選ぶことが、建物を長く守るポイントです。
今回のように、「せっかく塗装したのにすぐ色褪せてしまった…」というケースでは、屋根の根本的な見直しが必要です。

「スレートの色がまだらになっている」
「苔や藻が目立つ」
「棟板金が浮いている、釘が抜けている」

そんな症状にお心当たりのある方は、今すぐプロによる点検をおすすめします。
あなたの大切な住まいを、長く安全に守るために。まずは現状の確認から始めてみませんか？
住みたかルーフへいつでもお気軽にご相談ください！

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