糟屋郡宇美町にて屋上調査｜苔・カビによる防水層の劣化を確認！建物を守るための最適なメンテナンスとは？

2025.10.15 (Wed) 更新

皆様こんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

今回は、糟屋郡宇美町で実施した「屋上の防水調査」の様子をご紹介いたします。

お客様から「屋上の汚れが気になってきた」というご相談を受け、早速現地へ訪問し、屋上の状態を細かくチェックしました。

現地調査の結果、屋上全体にわたって黒ずみ・苔・カビの繁殖が進行しており、防水層の劣化が明確に確認できました。
こうした劣化は、建物全体の耐久性や居住性にも大きな影響を与える重要な問題です。
本記事では、調査で分かった劣化の具体的症状と、それに対する最適なメンテナンス方法について詳しく解説します。

今回の調査対象となったのは、糟屋郡宇美町の築20年を超える戸建住宅の屋上です。
お客様は日々生活する中で、以下のような異変を感じておられました。

このようなご相談内容からもわかるように、屋上の防水性能に対する不安が高まっている状況でした。

▼屋上全体に広がる黒ずみとカビの発生

調査時、まず目に飛び込んできたのは、屋上床一面に広がる黒ずみやカビの斑点です。
特に日当たりの悪い北側や天窓の周辺、掃き出し窓の下などには、黒ずみが濃く、苔も密集していました。

この黒ずみは、長年蓄積された排気ガスや大気中のチリ、雨水に含まれる汚染物質などが原因です。
加えて、湿気の多い環境が苔やカビの繁殖を助長し、目に見える形で劣化が進行していることが分かりました。

▼防水層の機能低下が明確に
屋上の仕上げ材として使われている防水シート（ウレタン防水またはシート防水）は、もともと雨水の浸入を防ぐバリアの役割を果たしています。
しかし、今回の屋上では、

など防水層自体の劣化症状がはっきりと見られました。
特に、苔やカビが繁殖している部分では、防水層に微細な傷が生じており、水分を吸収しやすくなっている状態でした。
これは、建物内部に水分が侵入する前兆とも言える状態で、早急な対応が必要です。

屋上の苔やカビを「見た目が悪いだけ」と甘く見てはいけません。
以下のような深刻な被害へとつながるリスクがあるからです。

▼ 放置によるリスク

今回のように、防水層の劣化が進行している場合は、早急に防水工事を行うことが最適です。

▼防水工事とは？

屋上やバルコニー、陸屋根などに施工されている防水層を、補修・再施工することで雨水の侵入を防ぐ工事です。

【主な防水工法】

工法名	特長
ウレタン防水	液状の防水材を塗布して施工。形状を選ばず、仕上がりが美しい。
シート防水	塩ビやゴムのシートを貼る工法。耐候性が高く、施工が早い。
FRP防水	ガラス繊維と樹脂を組み合わせた高強度工法。歩行頻度の高い屋上に最適。

※建物の状態や屋上の形状・使用状況に応じて最適な工法を選定します。

屋上防水は、約10〜15年を目安にメンテナンス・再施工が必要と言われています。
とはいえ、屋上は普段の生活ではあまり目にする機会がないため、劣化の進行に気づきにくい場所です。

そのため、以下のようなサインが見られた場合は、専門業者による点検を強くおすすめします。

▼点検の目安となる症状

早期の点検と対策が、結果的に建物全体の寿命を延ばし、費用負担も軽減できます。

今回の調査結果を踏まえ、お客様には以下のご提案をいたしました。

さらに、今後も定期的に屋上の点検を行い、劣化進行を早期に発見できる体制を整えることで、長く快適にお住まいいただけるようサポートを続けてまいります。

糟屋郡宇美町の住宅で確認されたように、屋上に広がる黒ずみや苔・カビの繁殖は、美観の問題だけではなく、防水層の深刻な劣化を意味していることが多いです。
そのまま放置してしまうと、

といったリスクに直結します。
「最近、屋上が汚れてきたな」と感じたら、まずは専門業者の無料点検をご活用ください！

次回の記事では、実際に行った屋上防水工事の様子を詳しくお伝えいたします！お楽しみに！

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