福岡市南区|ベランダ下の室内天井に広がる雨染み…ウレタン防水X-2工法で解決!
2025.09.29 (Mon) 更新
福岡市南区|ベランダ下の室内天井に広がる雨染み…ウレタン防水X-2工法で解決!
皆様こんにちは!屋根工事専門店 住みたかルーフです!
今回ご相談いただいたのは、福岡市南区にお住まいの築35年以上のお宅です。
「最近、2階の室内で雨漏りが発生しているので見てほしい」とのお問い合わせをいただきました。
天井にシミが広がり、放置すれば内装の腐食や健康被害にもつながる可能性があるため、早急に調査・対応が必要な状況でした。
前回のブログでは、現地調査の様子を詳しくご紹介しております。
ぜひそちらも併せてご覧ください!
▼前回のブログ
・福岡市南区|2階室内より雨漏り発生!原因調査とウレタン防水工事のご提案
調査結果をおさらい
- 2階ベランダドレン周辺の劣化
バルコニーの排水口(ドレン)を確認すると、以前に補修を行った跡がありました。
しかし、既存の防水層の上に補修材を重ねているだけで、現在は劣化が進行し硬化してひび割れが発生。
排水機能が低下し、雨水が逆流して建物内部へ侵入していると考えられました。
- 屋上防水シートの皺
屋上の防水シートには大きな皺が生じ、そこに泥や雨水が溜まっていました。
この皺が原因で防水層が不安定になり、雨水が隙間から入り込み、下地の腐食につながる危険がありました。
ご提案した工事:ウレタン防水工事「X-2工法」
調査の結果を踏まえ、今回はウレタン防水工事(X-2工法)をご提案しました。
▼X-2工法とは?
- 下地処理をした後に、通気緩衝シートを敷設
- シートの上から液状のウレタン樹脂を複数回塗布
- 最後にトップコートで仕上げ、紫外線や劣化から防水層を保護
通気緩衝シートを使うことで、下地に残る湿気を逃し、施工後の膨れや浮きを防止します。
改修工事に適した工法で、今回のケースにも最適でした。
ウレタン防水工事の様子|1.下地処理と清掃
まず最初に、汚れや劣化膜を除去し、新しい防水層がしっかり密着する“つかみ”を作ります。
ひび割れや表面の凹凸を補修し、後工程の密着不良や膨れを防ぎます。
- 砂埃・泥・苔・旧塗膜の浮き等を高圧洗浄+手工具で除去
- ひび割れはシール材や樹脂モルタルで補修。段差はパテ処理で平滑化
- 表面が濡れていないか、内部に水が残っていないかの確認を行い、十分に乾燥させる
2.プライマー塗布
下地処理が完了したら、次工程プライマー塗布に移ります。
下地の隅々までムラなく均一に塗布し、十分に乾燥させることがポイントです!
▼プライマーとは?
防水塗料を塗布する前に下地に塗布する下塗り材のことを指します。
今回行うX-2工法では、防水層の間にシートを挟むため、
プライマーがシートとの密着性を高め、層間の剥がれを防ぎ、防水層全体の寿命を延ばす重要な役割を担います。
3.通気緩衝シート敷設
プライマー乾燥後、通気緩衝シートを平場(ひらば:水平面)へ隙間なく敷設します。
継ぎ目は指定テープで確実に押さえ、シートの浮き・皺・継ぎ目の段差がないか手で確認を行います。
▼主な役割
- 既存下地に残る湿気や水蒸気を逃がす通り道を確保し、膨れ・浮きを防止します。
- 改修工事に特化した“クッション層”となり、下地の微細な動きも吸収。
4.ウレタン防水層(1層目→2層目)
液体のウレタン樹脂を2層塗布し、継ぎ目のない防水膜を作ります。
液体だからこそ複雑な形状にも対応でき、細部まで確実に雨水を遮断することができます。
▲ウレタン防水層1層目
防水層の密着性を高め、均一な厚みを確保することが目的です。
▲ウレタン防水層2層目
1層目のウレタン防水材が硬化した後に、その上からさらにウレタン樹脂を重ねて塗布します。
防水層全体の厚みを増し、厚みと均一性、そして防水性を高めることができます。
5.トップコート仕上げ(保護層)
最後にトップコートを塗布し、汚れや摩擦、紫外線などの外的要因から防水層を保護。
これにより防水性能がさらに長持ちします。
ウレタン防水工事完了
ベランダも同様にウレタン防水工事を実施。
屋上、ベランダ共に防水性能が回復しました!
- 室内へ侵入していた雨水を完全に防止。
- 劣化した補修跡やシートの皺によるリスクを解消
- 再発を防ぐ長期的な防水層を形成
まとめ
今回の福岡市南区のお宅では、ベランダのドレン劣化と屋上防水の傷みが雨漏りの原因でした。
ウレタン防水工事(X-2工法)によって、雨漏りはしっかりと解消され、建物全体の耐久性も向上しました。
- 高い防水性能:二重三重の防水処理で安心
- 長寿命化:トップコートを定期的に更新すれば耐用年数は15年以上
- 建物を守る:内部の木材腐食や鉄骨錆びを未然に防止
- コスト削減:将来的な大規模修繕のリスクを減らす
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住みたかルーフでは、無料点検・お見積りを実施しております。
今回のお客様のように、屋根だけでなく、ベランダや屋上の防水劣化が雨漏りの直接原因となるケースは非常に多いです。
「室内に雨染みがある」「ベランダや屋上の防水が心配」という方は、ぜひ住みたかルーフの無料点検をご利用ください!
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最後に
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