志免町にて棟板金の補修工事を実施｜雨漏りで腐食した貫板を撤去・交換、新しい棟板金で屋根をリフレッシュ！

2025.07.25 (Fri) 更新

志免町にて棟板金の補修工事を実施｜雨漏りで腐食した貫板を撤去・交換、新しい棟板金で屋根をリフレッシュ！

皆様こんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです。

今回は、糟屋郡志免町の戸建て住宅にて実施した棟板金の補修・交換工事について、詳しくご報告いたします。

ご相談のきっかけは、お客様からの「最近、大雨の日に天井からポタポタと音がする。屋根に問題があるかもしれない」という一言でした。
すぐに現地へお伺いして屋根の状態を調査した結果、雨漏りの原因は棟板金の劣化とその下地である貫板の腐食によるものであることが判明しました。

調査結果と劣化状況を踏まえ、以下のような屋根修理をご提案・実施することとなりました。

腐食した貫板の撤去および新規交換
新しい棟板金の設置と防水処理
屋根全体の補強による耐風性・耐水性の回復

それでは、実際の工事内容を工程ごとにご紹介してまいります。

調査によって判明したスレート屋根の劣化症状とは？

現地調査の際、まず目についたのは、屋根材に使用されていた化粧スレートの色褪せや塗膜の剥がれでした。
この化粧スレートは、セメント系の屋根材であるため定期的な塗装によるメンテナンスが欠かせませんが、すでに経年劣化が進行しており、表面の保護層が完全に失われている状態。

また、以下のような症状も複合的に確認されました。

板金の歪みや錆：棟板金に腐食が見られ、茶色い錆が広がっていた

釘の浮き・抜け：板金を固定していた釘が一部浮いており、強風時に板金が外れる危険あり

破風板の塗装剥離と木部の腐食：雨風を直接受ける部位の木材が痛み、雨水侵入のリスクが高い

これらの不具合が原因で、屋根の防水性能が著しく低下していたため、雨水が屋根内部に浸入し、天井部分での雨漏りが発生していたと推測されました。

前回のブログでは、詳しい現地調査の結果をご紹介しております。
ぜひそちらも併せてご覧ください！

▼前回のブログ
・志免町｜雨漏りが発生したスレート屋根を徹底調査！色褪せ・棟板金の錆など複数の劣化が判明しました！

棟板金の撤去作業｜腐食した貫板の劣化が深刻

雨漏りの直接的な原因となっていたのが、屋根の最上部に設置されている棟板金の下地（貫板）です。
棟板金とは、屋根の「棟（てっぺん）」を覆う金属製のカバー材で、屋根材同士の接合部を保護し、雨水の侵入を防ぐ非常に重要なパーツです。

まずは、劣化した棟板金を慎重に取り外しました。
内部を確認すると、貫板が水分を含んで変色し、一部はボロボロに崩れている状態。これは、長期間にわたって雨水が入り込んでいた証拠です。

このまま放置していれば、板金が固定できなくなるだけでなく、台風などの強風時に棟板金が飛散してしまう恐れもある非常に危険な状況でした。

耐久性の高い貫板への交換｜屋根の寿命を延ばす下地強化

腐食した古い貫板はすべて撤去し、新しい耐久性の高い木材に交換しました。
近年では、樹脂製の貫板や防腐処理済みの木材を使用することで、従来よりも長期間メンテナンスフリーで使用できるようになっています。

取り替えた貫板は、屋根の頂部を支える重要な構造部材ですので、屋根全体の強度を左右するといっても過言ではありません。
丁寧な施工によって、雨水や湿気に強く、今後も長く機能を発揮することが期待できます。

また、ビス留めの際には下穴を開けてから専用ビスを使用することで、木材の割れを防止。
わずかな施工ミスが雨漏りを招くため、細部まで慎重に作業を進めました。

新しい棟板金の取り付け｜美観・防水性・耐風性が回復

貫板をしっかりと固定した後は、その上から新しい棟板金をかぶせて設置しました。
今回は、ガルバリウム鋼板製の耐久性・防錆性に優れた板金材を採用。これにより、屋根の耐候性が格段に向上しました。

棟板金の端部やつなぎ目には、高耐候性のシーリング材（コーキング）を施工し、雨水が内部に浸入しないように防水処理を徹底。
さらに、板金の固定には「ステンレスビス」を用いることで、今後の錆びや緩みに対する耐性も高めています。

工事完了｜見た目も機能性も回復した屋根に

施工後の屋根は、棟部分がピシッと整い、美しいラインと防水性能を兼ね備えた仕上がりとなりました。

これまでの雨漏りの原因だった棟板金の不具合と、それにともなう貫板の腐食は完全に解消され、
お客様にも「安心して暮らせる」と喜んでいただけました。

今回のように、屋根の不具合は一部の劣化が全体に影響を与えるケースが非常に多いです。
特に棟板金まわりは、強風や雨水の影響を直接受けやすく、劣化が早い箇所。
放置していると室内まで被害が広がるため、早めの点検・補修が重要です。

まとめ｜棟板金の不具合は雨漏りの前兆！早めの点検がカギ

志免町で実施した今回の棟板金修理工事では、以下のような劣化が確認されました。

✔️棟板金の浮き・錆
✔️貫板の腐食・崩壊
✔️雨漏りによる屋根構造への影響

これらの症状は、決して珍しいトラブルではなく、多くの住宅で見られる「経年劣化の代表例」でもあります。
しかし、屋根の上は普段見えない場所だからこそ、トラブルが表面化するまで気づきにくいのが実情です。

「天井からポタポタ音がする」
「釘や板金が浮いている気がする」
「屋根の色が変わってきた」

そんな違和感を覚えたときは、それが雨漏りの前兆かもしれません。

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