宇美町にて20年悩まされた雨漏りを根本修理!老朽化した瓦屋根を「葺き直し工法」で再生
2025.07.21 (Mon) 更新
宇美町にて20年悩まされた雨漏りを根本修理!老朽化した瓦屋根を「葺き直し工法」で再生
皆様こんにちは!屋根工事専門店 住みたかルーフです。
本日は、糟屋郡宇美町とびたけで実施した、老朽化した瓦屋根の雨漏り対策として行った「葺き直し工事」についてご報告いたします。
お客様からは以下のようなご相談をいただきました。
「実は20年以上も前から雨漏りに悩まされていて、ついに先日の台風でまた再発してしまいました。そろそろ本格的に直したいんです。」
現地調査を行った結果、複数箇所で雨漏りが確認され、屋根の構造全体にわたって劣化が進行していることが判明。
特に瓦の割れ、外壁との取り合い部の隙間、雨樋の詰まり・苔の繁殖などが見受けられました。
そこで今回は、既存の瓦を再利用する「葺き直し工法」をご提案・実施することとなりました。
詳しい現地調査結果は前回のブログにてご紹介しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。
▼前回のブログ
・宇美町で20年来の雨漏りに終止符!台風で悪化した老朽瓦屋根を調査、再利用型の葺き直し工事をご提案
葺き直し工事とは?再利用しつつ下地を刷新する効率的な屋根リフォーム
「葺き直し工事」とは、今ある瓦を一度取り外し、下地材(野地板や防水シート)を新しくした上で、再び元の瓦を葺き直す工法です。
瓦自体は耐用年数が長く、メンテナンス次第で50年以上も持つと言われています。
しかし、下地部分は瓦よりも早く劣化するため、雨漏りの原因の多くはその下に隠れています。
今回は以下のようなステップで工事を進めていきました。
▼葺き直し工事の主な流れ
①劣化した瓦を丁寧に取り外す
②再利用できる瓦と、ひび割れや欠けた瓦を分別
③古い防水シートの撤去
④野地板の補修、または交換
⑤新しい防水シートを敷設
⑥瓦を順に葺き直す
このように、屋根の表面だけでなく、内部構造にまでしっかりと手を加えることで、長期的に安心して暮らせるお住まいを実現するのが「葺き直し工事」の大きなメリットです。
工事の様子
まずは、屋根に敷かれた瓦を一枚一枚慎重に撤去していきます。
取り外した瓦は、再利用の可否をチェック。
割れや大きな欠けがないものは丁寧に洗浄・乾燥させ、再び使用するために保管します。
この段階で初めて露わになるのが、瓦の下にある防水層の状態です。
今回の屋根では、防水シートが乾燥しきって茶色く変色。ひび割れや破れもあり、完全に寿命を迎えている状態でした。
このような状態では、いくら表面の瓦が丈夫でも、雨水が下地を通って浸入してしまいます。
だからこそ、葺き直し工事では防水層の刷新が非常に重要になるのです。
▼ルーフィング(防水シート)の交換
次に行うのは、防水機能を司るルーフィングシートの張り替え作業です。
ルーフィングは屋根材の下に敷かれるシート状の防水材で、瓦の下から入り込んだ水を建物内部へ到達させないための「最後の砦」とも言える存在です。
今回使用したのは、改質アスファルトルーフィングと呼ばれる高機能タイプ。
通常のアスファルトルーフィングよりも以下のような特徴があります。
- 耐熱性・耐寒性が高く、温度変化に強い
- 柔軟性があり、屋根の微細な動きにも追従できる
- 滑り止めが加工されていて、安全性も確保
- 長期にわたって安定した防水性能を維持できる
これにより、今後数十年にわたって雨漏りのリスクを大幅に低減することができます。
▼再利用可能な瓦の再設置へ
下地がしっかりと整った後は、再利用できる瓦を一枚ずつ元の位置へと戻していきます。
部分的に破損していた瓦については、新品の瓦と差し替えながら、全体の見た目も美しく仕上げるよう調整を行います。
瓦の再利用は、費用面のメリットだけでなく、廃材の発生を抑えるエコな選択肢でもあります。
環境への配慮とコストの両立が可能なのも、葺き直し工法ならではの魅力といえるでしょう。
屋根の中心部で最も風雨の影響を受けやすい「棟瓦(むねがわら)」には、特別な注意が必要です。
今回の工事では、黒色の高耐久漆喰(しっくい)を使用しました。
この漆喰には樹脂が配合されており、以下のような特徴があります。
- 通常の漆喰よりも防水性が高い
- 乾燥後の硬化が早く、ひび割れしにくい
- 柔軟性があり、瓦との密着性が高い
- カビや藻が付きにくく、美観が長持ちする
写真のように、漆喰を用いて貫板の上に棟瓦をしっかりと固定することで、風で飛ばされるリスクも大きく軽減されます。
工事完了
ルーフィングの敷設、防水処理、棟瓦の再設置とすべての作業が完了し、最後に瓦を元通り丁寧に並べていきました。
施工後の屋根は、見た目こそ変わらないように見えても、中身は完全にリニューアルされた状態。
「屋根としての防水性能」「耐久性」「安心感」がしっかりと回復しています。
雨漏りの原因は「瓦」ではなく「下地」にあることが多い
今回のように、長年雨漏りに悩まされていたお住まいの多くは、実は瓦そのものよりも、下にある防水シートや野地板の劣化が原因になっています。
一見するとまだ使えそうな屋根でも、「天井にシミがある」「湿気が取れない」「最近雨音が気になる」といった異変があれば、それは劣化のサインかもしれません。
お住まいの屋根、放置していませんか?
- 雨漏りが何度も再発する
- 屋根を30年以上点検していない
- 天井に雨染みがある
- 外壁との接合部に隙間ができている
- 瓦のズレやひび割れが見られる
このような症状がある場合は、早めの点検・工事を行うことで、将来的な大規模修繕や費用の増大を防ぐことができます。
✔️ご相談・無料点検は住みたかルーフへ
私たちは、屋根の専門家として、福岡エリアで数多くの施工実績を持っています。
- 現地調査・点検無料
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「もしかして、うちも…?」と気になったタイミングがベストの行動時。
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お問い合わせの多い工事
補修・修繕工事
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選ばれる理由
親子二代で築き上げた信頼と技術 ~受け継がれる想いと福岡県瓦組合所属の誇り~
地域の皆様と共に歩んだ31年。受け継がれる想いが、確かな技術を支えます。
「先代がこの地で創業して以来、31年。私たちは地域の皆様と共に歩み、住まいの屋根を守り続けてきました。親子二代で培ってきた技術と、お客様への感謝の想いは、私たちの誇りです。
福岡県瓦組合所属 という、 正しい知識・技術力を持つ専門店の証です。
「福岡県瓦組合に所属。悪徳業者が蔓延する昨今、組合所属は、お客様に安心をお届けする上での重要な指標となります。瓦のプロとして、正しい知識と技術で、お客様の屋根を守ります。」
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「九州トップクラスの技術で、お客様の屋根をしっかりと守ります。コンテスト受賞に甘んじることなく、常に技術向上に励み、お客様の期待を超える屋根づくりを目指しています。」
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ドローンなどの最新技術を導入し、屋根の状態を隅々まで詳細に調査します。屋根工事に特化した専門店だからこそ、専門知識と技術力は他社とは一線を画す。屋根のことならどんなことでもお任せください。
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工事が終わってからが、本当のお付き合い。末永く、安心をお届けします。
「私たちは、工事が終わってからが本当のお付き合いの始まりだと考えています。半年に一度、定期点検のご案内をお送りし、お客様の屋根の状態をしっかりと見守ります。」
最後に
私たちが本気で目指すのは、「ただ工事を受注する」ことではありません。オーナー様から「この会社になら大切な住まいを任せられる」と心から思っていただき、そして長く安心して暮らしていただけることです。
それが、親子二代で培った信念であり、九州2位の受賞に裏打ちされた技術力であり、何より地域や職人を大切にする心につながっています。
「屋根でお困りのとき、まず最初に声をかけてもらえる存在でありたい」——その一心で、私たちは今日も情熱を持って現場に向かっています。
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