宇美町住宅にて発生した雨漏り｜外壁調査で判明した原因は大きなクラックと塗装剥がれ！

2025.07.16 (Wed) 更新

宇美町住宅にて発生した雨漏り｜外壁調査で判明した原因は大きなクラックと塗装剥がれ！

皆様こんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

今回は糟屋郡宇美町にて実施した外壁の雨漏り調査と補修提案についてご紹介いたします。

お客様のお宅は築20年以上の戸建てで、これまでに一度塗装メンテナンスを行ったことがあるとのこと。
ご相談内容は「雨漏りしているので一度見てほしい」とのものでした。

早速現地へ伺い、屋根と外壁の調査を行いました！
本記事では外壁調査の様子を詳しく解説いたします！

前回までのブログでは、同物件の屋根調査から工事完了までの様子を詳しくご紹介しております！
ぜひ併せてご覧ください！

▼同物件の屋根工事の様子はこちら
・宇美町にて雨漏り発生中のスレート屋根を調査｜色褪せ・ひび割れ・板金の錆を確認し、屋根カバー工事をご提案！
・糟屋郡宇美町｜劣化したスレート屋根の屋根カバー工法を実施！ルーフィング敷設の様子をご紹介
 ・【宇美町】軽くて強い！オークリッジスーパーで屋根カバー工法を実施｜雨漏り対策と耐震性向上の事例紹介
 ・宇美町にて実施した劣化が進んだスレート屋根のカバー工法｜棟板金工事の様子を徹底解説！

現地調査の結果

調査の結果、以下のような複合的な劣化症状が確認されました。

▼クラック（ひび割れ）
外壁には、クラック（亀裂）が発生していました。
特に注意すべきは、窓枠や出隅（外壁の角）などのストレスの集中しやすい部分にひび割れが集中していたことです。

細かいクラック（ひび割れ）も複数確認されました。

外壁のクラックは、雨水の侵入口となり、内部の断熱材や構造材にまでダメージを与える可能性があります。
見た目が小さくても、内部で深く進行しているケースもあるため、専門業者の点検が不可欠です。

▼塗膜の剥がれとチョーキング現象
クラック周辺では、塗膜の剥がれや塗膜の粉化（チョーキング）も多数確認されました。
塗装の劣化が進むと、外壁の防水性が失われ、水を吸い込むようになってしまうため、雨漏りの原因となります。

※チョーキング現象とは：外壁の塗膜が劣化し、塗料に含まれている顔料が粉上になって表面に現れる現象のことです。
別名「白亜化現象」とも呼ばれ、外壁を触ると手に白い粉が付着するのが特徴です。

写真では、クリーム色だった外壁の塗料が剥がれ、下地のグレー色が露出している箇所が目立っていました。

サッシまわりの劣化｜特に注意が必要な箇所

今回の調査では、特に「窓サッシ周辺のクラックと塗膜剥がれ」が顕著でした。

✔️なぜサッシまわりは劣化しやすい？
建物が温度差や揺れによって微細に動く際、開口部（窓、扉など）周囲に負担が集中しやすい構造的特性があるためです。
これにより、次のような劣化リスクが高まります。

シーリング材（コーキング材）のひび割れや剥離
壁面との隙間ができ、雨水の侵入経路に
サッシと壁の境目から水が侵入し、下地が腐食

外壁のひび割れと合わせて、これらの部分のシーリング補修や再塗装は必須と言えます。

雨漏りが進行するとどうなる？

今回のようにまだ少しの雨漏りで済んでいるうちに対処できれば、最小限の費用と範囲で修理が可能です。
しかし、放置してしまうと次のような深刻な事態につながりかねません。

室内の壁紙や天井材が湿気で剥がれる
木造構造材が腐食し、耐震性が低下

シロアリの被害を受けやすくなる
カビの発生により健康リスクを害する可能性が高まる（アレルギー・喘息など）

つまり、雨漏りの兆候が見えた時点で対処するのが、建物と家族の健康を守るベストなタイミングです。

ご提案した補修内容

今回の外壁調査を踏まえ、以下のような補修工事をご提案しました。

✔️クラック補修
クラック部分は、U字にカットしてからシーリング材を充填する工法で補修。
通常の表面処理だけでは防げない、奥深く進行したひび割れにも対応可能です。

✔️塗装の全面改修
外壁全体の塗膜劣化が進んでいたため、高耐候性塗料を使用した再塗装をご提案しました。
これにより防水性と美観が回復します。

✔️サッシまわりのコーキング再施工
既存の古くなったコーキングを撤去し、新しい高耐久シーリング材にて再施工。
これにより、雨水の侵入をしっかりと防止します。

よくあるご質問｜外壁のひび割れって自分で直せる？

結論から言うと、応急処置はできても、根本的な解決にはなりません。
ホームセンターで売られている補修材では、見た目は良くなっても耐水性・耐候性に乏しく、短期間で再発してしまうケースが非常に多いです。
特にクラックが構造的なストレスによるものであった場合、素人施工では逆に悪化させてしまう危険性もあります。

まとめ｜雨漏りは「外壁」からも起こる！原因特定と対処がカギ

雨漏りと聞くと、屋根ばかりに目がいきがちですが、外壁からの雨水侵入も非常に多い原因です。
今回調査した糟屋郡宇美町のお客様住宅では、外壁の大きなクラック、塗膜の剥がれ、サッシまわりの防水切れといった複数の要因が重なって、雨漏りが起こっていました。

☑︎ 雨漏りの兆候がある
☑︎ 壁にひびや剥がれを見つけた
☑︎ 家のメンテナンスをしばらくしていない

という方は、お早めに点検をご依頼ください。
住みたかルーフでは、無料の外壁・屋根調査を実施中です！
いつでもお気軽にご相談ください。

次回のブログでは、今回調査した外壁の補修工事の様子をご紹介いたしますので、お楽しみに！

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