【粕屋町の皆様へ】屋根カバー工法|高圧洗浄と防水シート敷設で万全な下準備を行いました!
2025.06.28 (Sat) 更新
【粕屋町の皆様へ】屋根カバー工法|高圧洗浄と防水シート敷設で万全な下準備を行いました!
本日は、老朽化が進行したスレート屋根住宅にて実施した
屋根カバー工法に伴う高圧洗浄と防水シート敷設の様子を解説いたします!
【お客様からのご相談内容】
「屋根の状態が心配で、そろそろリフォームを考えている」
現地調査を実施した結果、屋根材の劣化が進行していることが判明しました。
屋根カバー工事を選んだ理由と背景
お客様の屋根には、以下のような症状が見られました。
- スレート屋根表面の苔・カビ・藻の発生
- 塗膜の劣化により防水性が低下
- 屋根全体の色褪せ
- 棟板金の錆・浮き・破損
これらの症状は、いずれも屋根の寿命が近づいているサインです。
とくにスレート屋根は10年を超えると塗膜の劣化が顕著になり、防水性や美観の低下が避けられません。
今回は、屋根構造そのものには大きな損傷がなかったため、屋根材を撤去せず、上から新しい屋根材を重ねる「屋根カバー工法」を採用することとなりました。
前回のブログでは、現地調査結果を詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください!
スレート屋根とは?劣化の進行とリフォームのタイミング
スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)は、日本の住宅で広く使用されている軽量かつ施工性の高い屋根材です。
主原料はセメントで、水分を吸いやすいため、製造時に表面を塗装して防水処理が施されています。
しかし、この塗膜は紫外線や風雨で次第に劣化し、約10〜15年で再塗装が必要になります。
さらに劣化が進行すると、今回のように苔やカビの発生、色褪せ、さらにはスレート材そのもののひび割れへとつながっていくのです。
工程① 高圧水洗浄|汚れを徹底的に除去してから施工開始
屋根カバー工事の最初の工程は、「高圧洗浄」です。
これは、長年の汚れや苔・藻・カビなどを強力な水圧で一気に洗い流す作業です。
高圧洗浄とは?
使用するのは、150kgf/c㎡(水道水の約25〜75倍)の圧力をかけた高圧水。
これを専用ノズルで回転させながら噴射し、スレート表面の微細な汚れまでもしっかり落としていきます。
▼ポイント
- 古い塗膜の浮きや汚れを除去
- 雨水の通り道をきれいに整える
- 新しい屋根材との密着性を高める
汚れを残したまま工事を進めると、新たな屋根材がしっかり密着せず、将来的な剥がれや雨漏りの原因になりかねません。
そのため、高圧洗浄は“仕上がりの質”を左右する極めて重要な前準備なのです。
バイオ洗浄するケースも
今回は通常の高圧洗浄で十分な効果が得られましたが、苔やカビの発生がひどいケースでは、バイオ洗浄剤(植物由来の抗菌成分)を使って除菌洗浄を行うこともあります。
バイオ洗浄は以下のような効果があります。
- 微生物をこんぽんから分解して除去
- 再発防止効果が長持ち
- 環境にやさしい成分で安心
こうした処理を行うことで、屋根の美観だけでなく耐久性を根本から改善することができます。
工程② 防水シート(ルーフィング)の敷設|重ね張りで耐久性を強化
洗浄作業が終わったら、次に行うのが「防水シート(ルーフィング)の敷設」です。
これは屋根材の下に敷かれる防水専用のシート状資材で、屋根にとって“雨から家を守る最後の砦”ともいえる存在です。
今回の現場では、屋根カバー工法の一環として、ルーフィングの「重ね張り」施工を行いました。
通常の施工では1層の防水紙を敷きますが、重ね張りを行うことで以下のようなメリットが得られます
- 防水性能のさらなる向上
1層だけでも十分な防水性を発揮するルーフィングですが、2層にすることで、浸水リスクを二重にカバーできます。
特に、九州地方のように台風や集中豪雨が多い地域では、「二重防水」が大きな安心材料になります。 - 耐久性・寿命の延長
屋根材よりも先に劣化しやすいルーフィングにおいて、重ね張りは防水層そのものの耐用年数を延ばす方法として有効です。
万が一、上層の防水紙が劣化しても、下層が残っていれば防水効果を維持できます。 - 長期メンテナンスコストの削減
初期段階で手間をかけておくことで、将来的な雨漏りリスクが大幅に減少します。
行動経済学的に言えば、「将来の損失を防ぐための予防投資」は、人が最も価値を感じやすい選択肢のひとつです。
【防水シートの役割】
- 雨水が屋根材の下に侵入した場合の二次防水
- 結露や雪解け水にも対応
- 屋根内部の構造を湿気から保護
屋根は「下地材 → 防水シート → 屋根材」の3層構造でできていますが、
中でもこの防水シートが果たす役割は極めて大きく、シートの品質次第で雨漏りの発生率が大きく変わるとも言われています。
雨漏り対策において、防水シートは「目に見えない安心」を提供する部材です。
だからこそ、信頼できる材料選びと丁寧な施工が何よりも重要なのです。
まとめ|下準備こそが、強く美しい屋根の基礎になる
今回ご紹介した高圧洗浄と防水シート敷設は、屋根カバー工事の成功を左右する最も重要なステップです。
表面的には見えない部分ですが、そこにどれだけ手間と品質をかけられるかが、10年、20年先の安心を決めるのです。
次回のブログでは、次工程【桟木設置】、【屋根材ROOGA施工】の様子をお届けいたします!お楽しみに!
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選ばれる理由
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福岡県瓦組合所属 という、 正しい知識・技術力を持つ専門店の証です。
「福岡県瓦組合に所属。悪徳業者が蔓延する昨今、組合所属は、お客様に安心をお届けする上での重要な指標となります。瓦のプロとして、正しい知識と技術で、お客様の屋根を守ります。」
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「九州トップクラスの技術で、お客様の屋根をしっかりと守ります。コンテスト受賞に甘んじることなく、常に技術向上に励み、お客様の期待を超える屋根づくりを目指しています。」
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「私たちは、工事が終わってからが本当のお付き合いの始まりだと考えています。半年に一度、定期点検のご案内をお送りし、お客様の屋根の状態をしっかりと見守ります。」
最後に
私たちが本気で目指すのは、「ただ工事を受注する」ことではありません。オーナー様から「この会社になら大切な住まいを任せられる」と心から思っていただき、そして長く安心して暮らしていただけることです。
それが、親子二代で培った信念であり、九州2位の受賞に裏打ちされた技術力であり、何より地域や職人を大切にする心につながっています。
「屋根でお困りのとき、まず最初に声をかけてもらえる存在でありたい」——その一心で、私たちは今日も情熱を持って現場に向かっています。
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