福岡市博多区の３階建て住宅にて窓枠からの雨漏りが発生。ウレタン防水工事の様子をご紹介！

スタッフブログ

2025.06.02 (Mon) 更新

福岡市博多区の３階建て住宅にて窓枠からの雨漏りが発生。ウレタン防水工事の様子をご紹介！

皆さんこんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

今回は、福岡市博多区の３階建て住宅にて実施した雨漏り修理の事例をご紹介いたします！

【お客様からのご相談内容】

「風向きや豪雨によって雨漏りが起きる」

調査の結果、３階のルーフバルコニーに施された既存の防水層が劣化しており、
そこから雨水が浸入している可能性が高いことが判明しました。
雨漏りの影響で室内のクロスが剥がれ、窓枠の木材にカビや腐食が発生している深刻な状況でした。

そこで今回は、防水性能に優れたX-1工法によるウレタン塗膜防水工事を採用しました。
本記事では、その工法の特徴や施工手順、メリットなどを詳しく解説していきます！

前回のブログでは、詳しい現地調査の様子をご紹介しておりますので、
ぜひそちらも併せてご覧ください！

▼前回のブログ
・福岡市博多区にある３回建て住宅にて無料雨漏り調査を実施！クロスの剥がれ、窓枠のカビなど深刻な実態を確認しました。

なぜX-1工法が選ばれたのか？

雨漏り修理で採用された「X-1工法」は、通気緩衝工法とも呼ばれるウレタン防水の手法の一種です。
下地と防水層の間に絶縁シートを設けることで、下地の湿気や雨水を排出しつつ、防水層の膨れや剥がれを防ぐ構造になっています。
とくに今回のような屋上バルコニーや広い平面に最適な工法であり、長期的な防水性能と信頼性が求められる場面で多く選ばれています。

STEP1：下地調整とプライマー塗布

施工の初期段階では、まず既存の下地表面を整える下地処理を行いました。
ひび割れや凹凸などの劣化部分を補修し、滑らかな仕上がりになるようにケレンや研磨を実施します。

次に、防水塗料の密着性を高めるためのプライマー（接着剤のような役割）を全体に塗布しました。
プライマーの塗布が不十分だと、後から塗るウレタン樹脂が剥がれてしまうリスクがあるため、非常に重要な工程です。

STEP2：絶縁シートの敷設

下地調整とプライマー塗布を終えた後は、絶縁シートの敷設作業へと進みます。

今回使用したシートは、微細な穴が開いた特殊構造で、下地に残る湿気を通気筒から外部へ排出する働きを持っています。
この通気層を挟むことで、防水層の浮きや膨れが起こりにくくなり、
施工後も長期間にわたって耐久性を保つことができるのです。

施工中の写真でもお分かりの通り、シートが綺麗に敷かれた表面はフラットで美しく、
塗装前の下地としては理想的な状態に整いました。

STEP3：ウレタン塗膜の塗布

シート敷設の次は、ウレタン樹脂の塗布作業です。
ローラーやコテを使って、２回に分けて丁寧に塗り重ねていくことで、均一な厚みと耐久性を確保します。

ウレタン塗装の大きな特徴は、「継ぎ目のない完全防水層」を形成できる点です。
複雑な形状の屋上でも継ぎ目ができず、どこからも水が入りにくい構造となるため、
雨漏り対策として非常に有効です。

STEP4：トップコート仕上げ

最後にトップコート（仕上げ剤）を全面に塗布して防水層を保護します。
トップコートには紫外線による劣化を防ぎ、摩擦を軽減する役割があり、防水性能を長期間維持するために欠かせない工程です。
特に屋上のように太陽光や雨風にさらされやすい場所では、トップコートの有無が寿命を左右するといっても過言ではありません。

工事完了

全ての工程を経て、ウレタン防水工事が完了しました！
施工後の屋上は、平滑で美しい仕上がりとなり、防水性能・耐久性ともに格段に向上。
施工前のようにクロスが剥がれたり、窓枠から雨水が浸入する心配もなくなりました。

X-1工法のメリットは？

ウレタン塗膜防水には、密着工法と通気緩衝工法があります。
今回採用したX-1工には、次のような明確なメリットがあります。

膨れにくい構造：下地の水分を逃すため、塗膜の膨れが発生しにくい
クラック追従性が高い：柔軟性の高いウレタン樹脂により、建物の動きにも追従。
施工後のメンテナンスが簡単：トップコートの再塗装で防水性能を維持可能。
広い面積でも対応可：屋上やルーフバルコニーなど広い面にも対応できる構造。

そのため、特に３階建て以上の住宅や、屋上利用がある建物におすすめの工法といえるでしょう。

まとめ

今回の福岡市博多区での工事では、雨漏りによって室内にまで被害が及んでいましたが、
X-1工法による防水性能によって、建物の防水性能が格段に向上しました。
室内のクロスの剥がれやカビ、窓枠の腐食といった症状が出ている場合、
雨水の浸入がかなり進行しているサインです。
目に見える劣化を放置すると、構造躯体にまで悪影響を及ぼす可能性がありますので、
早めの点検と修理をおすすめします。

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次回のブログでは、外壁塗装前に行ったコーキング補修の様子をご紹介いたします！

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