福岡市博多区で実施した老朽化が進んだスレート屋根の葺き替え工事。足場設置からカラーベスト撤去までの工程を解説！

2025.03.27 (Thu) 更新

福岡市博多区で実施した老朽化が進んだスレート屋根の葺き替え工事。足場設置からカラーベスト撤去までの工程を解説！

皆さんこんにちは！屋根工事専門店住みたかルーフです！

今回は、福岡市博多区にある一戸建て住宅にて行った
「屋根の葺き替え工事」の様子を詳しくご紹介いたします！

築年数が経過したお住まいでは、屋根の老朽化が徐々に進み、やがて雨漏りや劣化トラブルを引き起こします。
今回のお客様も、「屋根が古くなっているようで、そろそろメンテナンスが必要では？」と不安を抱え、
当店へご連絡をくださいました。

現地調査の結果、屋根材にはセメントを原料とした「カラーベスト」が使われており、
苔・カビの付着、色褪せ、割れ、欠けなど複数の劣化症状が見受けられました。
さらに、板金の浮きやルーフィング（防水シート）の傷みも確認され、
屋根全体の寿命が限界に達している状態でした。

前回のブログでは、現地調査の様子を詳しくご紹介しておりますので、
是非そちらもご覧ください ♪

前回のブログはこちら⇩
福岡市博多区にて実施したカラーベスト屋根の無料点検。老朽化によるひび割れと防水機能の低下が判明しました！

葺き替え工事とは？

今回は、屋根をまるごと新しくする『葺き替え工事』が最適と判断し、お客様にご提案いたしました。

葺き替え工事とは、現在の屋根材をすべて撤去し、下地（野地板）から防水層、
そして新しい屋根材まで一新する屋根リフォーム工事です。
特に、屋根材だけでなく下地や防水シートの劣化が進んでいる場合は、
この葺き替え工事がもっとも信頼性の高い選択肢となります。

工事の様子

【足場の仮設作業】

屋根工事において最初に行うのが「足場の組み立て」です。

高所作業を伴う工事では、労働安全衛生法により高さ2メートル以上の作業では
足場の設置が義務付けられています。
安全性を確保するだけでなく、作業の効率化にもつながるため、
どのような屋根工事においても欠かせない工程です。

今回の現場でも、1日かけて足場をしっかりと仮設しました。

【既存屋根材の撤去】

足場設置後、いよいよ屋根の解体に入ります。

使用されていたカラーベストは、すでに経年劣化により表面がボロボロになっていました。
苔や藻がこびり付き、塗膜の防水性も失われていました。
こうなると、雨水が浸透しやすくなり、下地材にも深刻な影響を及ぼします。

カラーベストの撤去作業では、屋根材の下に敷かれているルーフィング（防水シート）もあらわになります。
この段階で、防水シートの状態を細かく確認し、必要であれば全交換となります。

【ルーフィング（防水シート）の敷設】

屋根材の撤去が終わると、次は「ルーフィングの敷設作業」に入ります。

ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水シートのことです。
屋根の“第二の防水層”とも呼ばれ、
屋根材の隙間や経年劣化による雨水の侵入をシャットアウトする非常に重要な部材です。
今回は、「改質アスファルトルーフィング」を使用し、優れた耐久性・防水性を確保しました。

一見すると地味な作業に見えるかもしれませんが、
実は屋根の寿命と防水性を左右する非常に大切な工程なのです。

今後の工程とまとめ

今回は、葺き替え工事の初期段階である「足場の仮設」「既存屋根の撤去」
「防水シートの敷設」までの作業をご紹介しました。
このあとは、新しい屋根材の設置・棟板金の取り付け・仕上げ処理と続いていきます。
次回のブログもお楽しみに (^ ^)

今回のお客様宅のように、カラーベスト屋根は塗装メンテナンスを怠ると短期間で劣化が進んでしまいます。
屋根はふだん目につきにくい分、異変を見逃しやすい場所でもありますが、放置しておくと修理費用が膨らんでしまうことも……。

「もしかして雨漏りかも？」「屋根の汚れや色褪せが気になる」といった些細な疑問がある方も、
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