「工場が暑いのは屋根に原因がある?」工場屋根の暑さ対策
2024.05.22 (Wed) 更新
工場が暑いのは屋根のせい?
気になる工場屋根の暑さ対策は?
屋根は日中太陽の光にさらされているため、高温になり、建物内の室温を上昇させます。炎天下の屋根は50度を超えることもあるためダイレクトに室温に影響します。
さらに、熱は高いところにたまりやすいため、室内の空気を循環させる必要があります。
快適な作業環境のためにも暑さの原因である屋根の対策を行いましょう。
工場が暑くなる原因
- 屋根は日中太陽の熱にさらされているため屋根自体が高温になります。
屋根に熱がこもると、室内に向けて熱が放出され、室温上昇の原因となります。このような状態で冷房や換気を行っても暖房と冷房を同時につけているようなもので効果がありません。
屋根そのものの温度が上がらないようにするか、屋根からの輻射熱の影響を受けないようにすることが重要です。 - 機械の運転
機械の動作やエンジンの稼働によって熱が発生します。 - 日射
日差しによって屋内が屋内があたたかくなり、室温が上昇します。 - 人の活動
作業員の活動によっても熱が発生し、室温が上昇します。
屋根が暑くなる仕組み
- 太陽の熱で屋根の温度が上昇
↓ - 屋根が室内へ輻射熱を出す
↓ - 空気が熱くなる
室内のものや人が温められる
↓ - 空気、人、ものからも輻射熱が出る
輻射熱とは
・輻射熱とは、遠赤外線などの熱線によって伝わる熱のことです。
輻射熱とは、物体から放射される熱のことで太陽光や機械の熱などによって発生します。工場内の機械や設備、建材などが輻遮熱を放出し、室温を上昇させる原因となります。
工場の屋根の暑さ対策
空気を循環させる
室内の空気を循環させることで室内の温度や湿度のムラが解消されます。
遮熱機能付きの屋根材を使用する
遮熱機能付き屋根材を使用することで屋内への熱の侵入を軽減します。
遮熱塗料・断熱塗料を塗装する
遮熱塗料・断熱塗料とは屋根に塗ることで遮熱効果や断熱効果が得られる塗料です。どちらも太陽光から発せられる熱の吸収を防ぐ効果がありますが射熱塗料には室内と室外の移動を断つ効果もあります。室内と室外の温度を快適に保つことができるため、夏だけでなく、冬の温度調節にも役立つのが断熱塗料です。
屋根用スプリンクラーで冷却する
屋根用スプリンクラーで屋根に散水を行うことで屋根の温度の上昇を防ぎます。屋根にまいた水が蒸発する際に屋根の表面から熱を覆うことで屋根の表面温度を下げる効果が期待できます。工場や倉庫専用のスプリンクラーがあり、屋根に設置することで暑さの気になる夏に使用することができます。
遮熱シートの設置
遮熱シートを屋根や壁の内側に施工し、室内の温度上昇を抑えることができます。太陽光から発せられる熱の吸収を防いだり伝導率を悪くして屋根の表面温度を下げる効果が期待できます。
緩衝材のようなもの、アルミ製のシートのようなものと素材は様々あります。
屋根の表面に取り付けるもの、表面・裏面に取り付けるものと取り付け方にも方法がいくつかあります。
屋根を二重にする
既存の屋根に新たな鋼板屋根を重ね、断熱材を層間に挟む方法です。断熱材の空気層により、高い断熱効果が期待できると言われています。
屋根を重ねるこことで耐久性も工場し省エネにもなります。
屋根の緑化
屋上に植物を植えたり、人工芝を敷き詰めたりして緑化する方法です。屋上を緑化することで断熱性能が向上、省エネ対策、ヒートアイランド現象への対策にもなります。
外観が大きく変わるため工場のイメージを一新することができます。
植物を植えた際の緑化対策は施工費用が高くつき、工期も長くなります。虫の発生や雨天時に土壌でドレンが詰まるなどのトラブルも考えられます。植物のメンテナンスも必要になることからあまりおすすめできません。
簡単にできる暑さ対策があります。工場や倉庫で着用する作業服を見直し、作業環境を用意することです。
風通しのいい空調服や保冷剤付きの服、汗を吸うインナーなどがあります。
工場内の暑さ対策のまとめ
真夏に工場や倉庫内が暑くなるのは、激しい太陽光にさらされた屋根の温度上昇が原因です。屋根の温度上昇を防ぐためには、断熱・遮熱効果のある塗料・建材を屋根に塗布したり、取り付ける方法がおすすめです。
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