屋根の雨漏りが原因で漏電！？雨漏りを放置するのは危険

屋根の雨漏りが原因で漏電！？雨漏りを放置するのは危険

屋根の雨漏りや天井の雨漏りも、漏電につながる恐れがあります。雨が降ると家電製品に不具合が生じたり、停電したりすることはありますか。そういったときは、雨漏りが原因している可能性は高いです。
雨漏りを放置すれば、停電だけでなく火災を引き起こすことがあります。
なぜ雨漏りが漏電を引き起こす原因になるのか、その理由を解説しましょう。

雨漏りが原因で漏電することがある

最近停電することが増えなと思う方は、自宅のどこかで漏電している可能性があります。漏電の原因が屋根や外壁からの雨漏りだったというケースは多く、早急に適切な対応が求められます。

• 屋根が雨漏りする理由
  漏電の原因として、屋根の雨漏りがあります。それではなぜ屋根から雨漏りするのか、屋根の雨漏りについて解説しましょう。
  新築後長い時間が経過した建物の屋根は、確実に経年劣化しています。屋根は直射日光を浴び、紫外線にさらされ、強風が吹き雨も直撃します。そういった環境下で屋根材は傷んでしまい、ひび割れや剥がれなどから、雨漏りが発生することもあるのです。
  また最近日本を頻繁に襲う大型台風や、スコールのような雨などの自然災害が原因して屋根が傷みます。小さな割れから雨水が侵入し、雨漏りを起こすこともあるのです。
• 瓦の下における防水シートの不具合で雨漏りする
  屋根の粘土瓦やスレート瓦はきれいに並んでいたとしても、瓦の下に敷かれている防水シートが経年劣化して縮み、穴が開くこともあります。瓦から侵入した雨水がその防水シートの穴から浸し、建物の中にまで入り込んで雨漏りになるのです。またまれなものの、もともと屋根を作った段階で、防水シートが正しく敷かれていなかった場合も注意が必要です。建築直後の早い時期から、雨漏りが起きることもあります。

雨漏りの漏電で起きる現象

屋根からの雨漏りが原因で漏電する危険性は、大いにあります。通常電気の配線や電気器具類は、電気が漏れないようにコードや電線に、絶縁処理が施されているものです。
しかし雨漏りによって雨水が天井裏や壁面を伝って、電気配線やコードの絶縁体の隙間に入り込むと、漏電が起こるのです。漏電が起きると、以下のような現象が発症します。

• 雨が降るとブレーカーがよく落ちる
  雨が降り雨漏りも起こり漏電すると、契約アンペア以上の電気が流れ、ブレーカーは落ちるのです。雨が降るとブレーカーが落ちる場合は、雨漏りによる漏電の可能性が高くなります。
• 雨が降ると家電の調子が悪い
  雨の日だけ、保温ポットや冷蔵庫などの家電製品が止まってしまうこともあるでしょう。
  またはスイッチを入れても作動しないといった現象が現れると、雨漏りによる漏電の可能性が高いのです。
• こげたにおいがする
  雨が降ると、どこからかこげたようなにおいがする場合もあるでしょう。その際はコンセントなどの電気配線が、ショートしている可能性もあります。このような場合は、漏電による火災発生の恐れもあり、注意が必要です。すぐに電気保安協会に連絡して、漏電を確認してもらいましょう。
• 電気代が上がっている
  新しい家電を導入したり、大型の家電に入れ替えたりしていないのに、電気代が千円単位で高くなっているかもしれません。その際は漏電も視野に入れ、状況を判断しましょう。
• 室内の金属部分を触ると痺れることも
  室内の一部の金属部分に触れると、ピリピリと痺れを感じる場合があります。このようなケースは漏電の可能性が考えられます。ピリピリ感じるのは一定の部分から電気が漏れ、金属部分に伝わった可能性が大でしょう。至急漏電を調べてもらいましょう。
  以上説明したような状況が続くようであれば、電気の専門家に依頼して調べてみることが必要です。調査の結果、漏電が原因であることが判明したら、雨漏りの原因である屋根の修理をする必要があります。

雨漏りによる漏電が火災を起こす！

雨漏りから起こる漏電のなかで、一番怖いのが漏電火災です。漏電が原因して起きた火災の場合、火災保険に入っていても保険の対象外になります。補償金が入ってこないこともあるのです。
漏電火災が起きる原因は、屋根や外壁のひび割れなどから雨漏りして雨水が入り込むことです。
コードや電線に水が染み込んで漏電し、スパークします。放電やスパークの火花は、周辺のゴミや埃に引火して、火災まで起こしてしまうのです。
雨漏りから起きる漏電は、既述の通りさまざまな原因があります。そのような症状に気がついたら、早急に電気保安協会に連絡しましょう。

まとめ

雨漏りは建物にさまざまな被害をもたらすだけでなく、漏電や火災の危険を引き起こす可能性があります。
定期的な点検やメンテナンスを行い、雨漏りも防ぐことが必要です。