雨樋のトラブル「雨樋のつなぎ目から雨水が溢れる、雨樋の破損」
2024.03.26 (Tue) 更新
雨樋のトラブル「雨樋のつなぎ目から雨水が溢れる、雨樋の破損」
雨樋は雨水を適切に排出させるための設備です。建物の内部や基礎に雨水が侵入するのを防止しています。雨樋から雨水が溢れている場合、雨樋に何かトラブルが生じている可能性があります。気になる点がある際は、専門の業者へ点検を依頼しましょう。
雨樋の考えられるトラブルについて解説します。
雨樋の役割
雨樋は屋根に降った雨水を集めて地上や排水設備に流す役割を持っています。
雨樋は正常に機能しなければ地盤や外壁、基礎を傷つけることになります。
雨樋の寿命
雨樋は屋外にあり、紫外線や太陽の熱などの影響を受け劣化します。雨樋に使用されている素材は塩ビでその性質上15年程度で劣化が目立ちます。
雨樋の破損の原因
- 雨樋自体の歪みや変形
経年劣化によって変形が起きたり、太陽の熱での変形が考えられます。
また、冬の間に雪の重みで雨樋に負荷がかかり変形や破損を起こすことがあります。 - 雨樋のつなぎ目の接着剤の劣化
雨樋のつなぎ目は専用の接着剤で固定しています。年月が経過すると接着剤が劣化します。劣化が進んでつなぎ目に隙間ができ、その隙間からポタポタと雨水が流れてしまいます。 - 強風や雪などの影響による破損
強風によってものが飛んできたり、屋根に積もった雪が落雪する際に雨樋を破損させてしまうことがあります。 - 雨樋の詰まり
雨樋が落ち葉やゴミによって詰まっている場合、スムーズに雨水が流れずに雨水が溢れてしまうことがあります。雨が止んだ後も、水がポタポタ流れているようなら雨水が適切に排出されずに雨樋に雨水が溜まった状態だと考えられます。
雨樋の破損を放っておいた場合の影響
- 雨水が落ちる部分の地面への影響
屋根に落ちた雨水がそのまま地面に落ちると、その部分の地面えぐれます。砂利を敷いている場合には砂利にぶつかった雨水がはねる原因となります。 - 基礎の劣化
基礎に雨水が当たり続けると、基礎表面のモルタルのひび割れから基礎内部に雨水が侵入することがあります。
基礎内部に雨水が侵入し続けると、大規模な修繕が必要になる可能性があります。 - 外壁の劣化
雨樋が正常に機能していない場合、屋根の雨水は外壁を伝って地上へと落ちます。
雨水が流れ続けた外壁は防水効果が切れ、建物内部へと雨水の侵入を許してしまうことがあります。建物内部へ雨水が侵入した場合には、大規模な修繕が必要になります。 - 雨漏り
外壁から室内まで雨水が到達すると、天井付近た窓周りで雨漏りが発生します。雨漏りだけでなく漏電を起こすこともあります。 - 近隣住宅への影響
地面に跳ねた雨が近隣住宅へも飛んでしまうことがあります。通行人や近隣住宅に迷惑を及ぼすことがあります。
コーキングでDIY修理可能なのか
雨樋のつなぎ目をコーキングを使って修理しても1年ほどでまた修理が必要になるでしょう。コーキング材が気候によって劣化するためです。
部品の交換をするのが効果的です。
DIYで修理することによって雨水の流れをコーキング材で止めてしまうこともあります。また、雨樋がコーキング材によってボコボコになった場合雨水の流れが悪くなってしまい、雨樋本来の役割を果たすことができなくなってしまいます。
高所での作業は危険を伴いますので専門の業者に依頼するのが安心です。
雨樋交換が必要なケース
雨樋を設置してから年数が経過していると、雨樋が廃盤になっている可能性があります。
その場合、部分的な修理は不可能ですので新しい雨樋を使っての交換工事になります。
まずは使用している雨樋が廃盤になっていないかの確認を専門の業者に依頼しましょう。
雨樋工事の施工事例
地元福岡で地域密着29年!屋根工事・雨漏り専門店|住みたかルーフ【雨漏り・屋根修理・見積相談無料】
住みたかルーフは、福岡市博多区にあり、屋根工事・屋根リフォーム・雨漏り・防災瓦・外壁塗装の対応が可能です。
福岡市・大野城市・太宰府市・糟屋郡(須恵町、志免町、宇美町、粕屋町)に密着し、スピード対応、的確な屋根メンテナンス、長期保証で皆様に支持いただいております。
建物の屋根や外壁をしっかりお手入れしておくと、家の寿命は長くなります。家のさまざまな箇所で不具合を見つけたら、お気軽に住みたかルーフの無料診断をご利用ください。