塗料は何度も重ねて塗ったほうがいいの?
2024.03.22 (Fri) 更新
塗料は何度も重ねて塗ったほうがいいの?
塗装メンテナンスを行う際にさまざまな疑問が浮かびますよね。
塗装メンテナンスで後悔しないために塗装について解説します。
- 塗料は何度も重ねて塗ったほうがいいの?
上塗り塗料の回数を増やすと、見た目が良くなるケースはあります。しかし、塗膜の劣化は塗膜表面から起こりますので、何度も重ねて塗ったからと言って耐久性は上がりません。極端に厚くすることで剥離の不具合が生じることがあります。 - 早く仕上げるために1回塗りでもいいの?
1回塗りだと十分な塗膜の厚さがないために色むら、剥がれ、透けが生じやすくなります。美観の低下や保護機能が発揮されません。
住宅の場合、下塗り塗料、中塗り塗料、上塗り塗料または、下塗り塗料、上塗り塗料を複数回塗って仕上げるようになっています。
各塗料の役目によって優れた塗膜性能が期待できます。 - 塗装前の高圧洗浄は必要ですか?
汚れの異物、劣化塗膜を残したまま塗装すると、十分に塗料が密着しません。剥がれの原因となりまた仕上がりも悪くなるため耐久性にも影響します。
高圧洗浄による洗浄が一般的ですが落とせなかった劣化塗膜や赤サビを除去するために工具を使用することもあります。 - 外壁や屋根を塗り替える際、なぜ刷毛やローラーを使用するのですか?
例えばスプレー塗装の場合、平にムラなく綺麗に仕上がるというメリットもある一方で微弱な風でも広範囲に飛散し、近隣住宅とのトラブルになるでしょう。刷毛やローラーを使用するのが一般的となっています。 - 塗装に適した季節ってありますか?
気温5度以上、湿度85パーセント未満の気象条件で塗装が可能です。冬の早朝は気温が5度になっていても被塗装面は冷えているので適していません。
また夕方は結露が発生しやすくなります。
夏場の屋根塗装は、温度が高いと塗料が早く乾燥して作業に影響するため注意が必要です。
冬、夏は注意が必要な時期なため、春と秋が塗装に適した季節といえます。 - 外壁の塗膜が膨らんでいるのですがなぜですか。
原因として建物の漏水が考えられます。この場合、漏水箇所を特定、補修する必要があります。
まずは雨漏りの専門業者に検査を依頼しましょう。 - 塗装してから1〜2ヶ月経っても表面がベタつくのはなぜですか。
いつまで経っても塗料面がベタつく際には一度専門の業者に相談したほうがいいでしょう。
塗料選びって何が大事?
ポイントは、塗膜の持ち以外にも性能が備わっているのか!?
- 遮熱性
塗膜が熱を反射して熱劣化抑制・夏は涼しい
夏場に外壁表面温度は60度、屋根は80度まで上昇すると言われています。
遮熱性が備わっていると表面温度を10度〜20度下げることができるので熱による塗料の劣化を抑制します。 - 低汚染性
塗膜に汚れが入り込みにくくなる
窓枠のサッシの下など、構造上雨だれ汚れが発生しやすい部位がございます。塗装後の汚れの発生や塗膜花の入り込みを抑制し長期的な美観を維持する上で重要なのが低汚染性です。 - 色彩保持性
比較的色もちが良くなる
塗料に色をつける成分を顔料と言います。この顔料が紫外線によって劣化し塗膜が変色します。紫外線に強い顔料を使用している塗料は色もちが良くなる傾向にあります。
塗装って見た目だけの問題?見た目を気にしなければそのままでもいいの?
建物が劣化する要因として紫外線、熱、雨、汚染物質があります。見た目を気にしなければそのまま放置してもいいわけではありません。
外壁メンテナンスをせずにそのまま放置するとどうなるのでしょうか。
- チョーキング現象
外壁を指で触って白い粉がつく場合、塗膜が痩せて防水機能が低下しているサインです。この段階で外壁メンテナンスを検討しましょう。 - 痩せた塗膜、隙間から外壁材に雨水が侵入
- 雨水の侵入と乾燥を繰り返すうちに外壁に反り、割れが発生
- さらに放置すると、生活スペースにまで雨水が侵入
正しい外壁メンテナンスの時期
劣化の初期段階で外壁メンテナンスを行うことで生涯のメンテナンスコストを削減できます。チョーキングや隙間が確認された時点で住まいの定期点検を依頼しましょう。
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