住宅のトレンド黒い外壁「黒を使った外観は、後悔する？」

2024.02.19 (Mon) 更新

住宅のトレンド「黒を使った外観は、後悔する？圧迫感があって印象が悪い家？」

近年、黒い外観の住宅を多く見かけます。
洗練された印象やモダンな雰囲気があり、多くの人が黒を取り入れた外観を選択しています。黒い外観の住宅についてそのメリットやデメリットを解説していきます。

住宅トレンド「外観へのこだわり」

異なった柄を組み合わせたり、質感の違いを際立たせる外観が増えてきました。
ベースの色としては黒が人気です。黒の持つ存在感や斬新さに惹かれる人が多いようです。同じ黒でも木目柄、ストーン柄、ボーダー柄とそれぞれの特性を活かした使い方がされています。

住宅のトレンド「黒い外観」のポイント

高級感、重厚感がある
外観を黒で仕上げると高級感があります。艶のある黒であれば洗練された印象に、マットな質感であれば重厚感のある落ち着いた印象に仕上がります。
黒い外観にすることで都会的でスタイリッシュになります。
他の色と組み合わせしやすい
黒い外観は他の色との組み合わせが大事です。黒一色ではどうしても重たいイメージになってしまいます。
黒い外観にする場合は他の色と組み合わせることを前提に考えましょう。

黒と相性のいい組み合わせ

黒×白
黒をベースに白をアクセントに使うことで暗くなりすぎることはありません。
黒×茶
落ち着いた雰囲気になります。
黒×シルバー
モダンな雰囲気になります。

黒い外観のメリット

黒い汚れが目立ちにくい
常に外観は外気に触れています。通常、しばらくすると、雨だれが気になる人は多いかもしれません。雨だれは排気ガス、雨水に含まれる炭酸カルシウムが原因です。この汚れはなかなか落とすことができません。
しかし、黒い外観の家は黒い雨だれの色が目立ちにくいです。
サイディングの繋ぎ目が目立ちにくい
白と比べてサイディングの繋ぎ目が目立ちにくいです。
モダンなイメージを作る
締まった印象のモダンな住宅になります。

黒い外観のデメリット

鳥のフンなどの白っぽい汚れが目立つ
当然ながら、白っぽい汚れは目立ちやすいです。
砂ほこり、鳥のフン、花粉や黄砂などが着くと外壁がくすんだ印象になってしまいます。
他にも緑色のコケ、白っぽいカビといった汚れも目立ちやすくなります。
熱を吸収しやすい
黒は光を吸収し熱が生じやすい色です。
そのため直射日光の当たる部分は表面温度が高くなります。小さな子供がさわって火傷しないように注意が必要です。
しっかりと壁の断熱性を高めなければ夏場の室内は暑くなり、光熱費が高くなります。冬場に関しても断熱性が低ければ外気の影響を受けるため室内に熱を溜めることはできません。
黒い外観にするなら断熱性がポイントになります。
紫外線ダメージに弱い
黒は熱だけでなく紫外線も吸収しやすいです。紫外線は外壁の劣化を引き起こすため、黒い外壁も劣化が進みやすくなります。色あせに注意が必要です。

黒を選ぶ際の注意すべきポイント

黒い外観はデメリットが多いのかと思ったかもしれません。以下のポイントを押さえれば黒い外観を取り入れるやすくなります。

黒一色の外観にしない
黒の単色使いは重苦しく、圧迫感があります。材質にこだわらなければ、安っぽく見えることもありますので注意が必要です。
高断熱の家にする
黒い外壁は熱を吸収しやすい止め外壁から吸収されたねえつは室内へと伝わり室温を上げます。
高断熱な家づくりをすることで外気温の影響を小さくすることができます。
周囲の住宅との調和を考える
周囲の住宅が白い外観ばかりだった際に黒は目立ってしまいます。威圧感を感じる人もいますのでアクセントカラーとの組み合わせを検討しましょう。

黒い外観におすすめの外壁材「金属サイディング」

黒い外壁にするおすすめの外壁材は金属サイディングです。窯業系サイディングよりもメリットがあることで人気があります。金属サイディングとは金属製の外壁パネル材のことです。新築では窯業系サイディングの次に人気があります。
１枚の大きさは約４m×４０cmと大きく、繋ぎ目が少なくなるメリットがあります。繋ぎ目は雨の侵入口になるため少ない方がいいと言えるでしょう。
窯業系サイディングとの価格差は１.３倍ほどあり、金属サイディングの方が価格が高いです。

目を引く黒い外壁はかっこいいテイストがお好きな人におすすめです。
今は黒い外壁ではなくても、外壁リフォームによって黒い外壁にすることができます。
メリットとデメリットを理解し、適切なメンテナンスを行うことが重要です。
定期的にあるメンテナンスですが、その時のトレンドを取り入れてメンテナンスするのもいいですね。

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