塗装できない屋根、塗装しても無意味なニチハの「パミール」について解説
2023.11.09 (Thu) 更新
パミールには塗装できない?
その理由と正しいメンテナンスを解説
化粧スレート屋根材は現在の多くの住宅に使用されています。
築10年〜15年経過すると、ひび、色あせが見られる時期になりますが、塗装をメンテナンスに考えていても塗装できない場合があります。
塗装できない屋根ニチハのパミール
ニチハ パミールってどんな屋根?
パミールはニチハから販売されていた屋根材で現在は製造、販売されていません。
当時、建築資材に多く含まれていたアスベストによる健康被害のため、2006年にアスベストの製造、販売が禁止になりました。
この、パミールという屋根材は軽量・高耐久・断熱性に優れているとアスベストに変わる屋根材として誕生しました。
アスベストを含まない屋根材として販売されていた屋根材、パミールがなぜ問題なのかというと・・・
パミールの問題
製造の問題
パミールは、薄い板を1枚ずつ重ね合わせ、圧縮していく方法で製造されていました。
この製造方法のために表面から1枚ずつ剥がれてしまうことが問題なのです。
通常は、化粧スレートの場合、築10年程度で塗装メンテナンスを行うことで塗膜の劣化を遅らせることができます。
しかし、何層にも重ねたことでその層に水が入り込み、剥がれを起こすパミールには、塗装のメンテナンスは行えません。
層間剥離をしたパミールに塗装しようとしても、塗装前の高圧洗浄に耐えられず、さらにボロボロになってしまいます。
釘の腐食問題
さらにニチハはパミールを固定するための釘の中に、一部メッキ層不足の釘が混入されていたと発表しています。
通常よりも錆、腐食を起こしやすく、台風などの強風で屋根材が落下するという被害も起きているのです。
屋根材は横幅約91センチもあります。落下した際の被害は大きい可能性があります。
うちの屋根はパミールなの?
パミールは1996年〜2008年まで販売されていました。
この期間に建てた住宅のうち10軒に1件はパミールだといわれています。
もし、この期間に建てた住宅なら、パミールかどうかしっかりを見てもらいましょう。
・パミール屋根の特徴
先端の凹凸が等間隔
屋根材に縦のラインが薄く入っている
パミールに適切なメンテナンスは?
・ボロボロの屋根をきれいにしたい。
・屋根のメンテナンスをして、安全に暮らしたい。
パミールに塗装のメンテナンスが出来ない場合、適切なメンテナンス方法は?
- 屋根カバー工法
現在の屋根(パミール)の上に新しい屋根を被せる施工方法のことです。
パミールを撤去しないことで処分費がかからず、コストも抑えられます。
また、屋根が二重になるため、断熱性、遮音性が向上させることができます。・カバー工法の施工金額は?
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- 屋根葺き替え工事
現在の屋根(パミール)を撤去し、下地から新しく取り付けます。
一度、屋根を撤去することで屋根の軽量化を図ることができます。
補修工事や、補強工事を一緒に行うことができるので、屋根に他のトラブルがある場合におすすめです。
パミールの剥がれがひどく、雨水が侵入し雨漏りを起こしていたり、屋根の下地にまで影響がある場合におすすめの屋根工事です。
現在の屋根はパミールよりも軽いことがほとんどですので、屋根が軽くなり耐震性を高めることができます。・屋根葺き替え工事の金額は?
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