草屋根を知っていますか?縄文時代から続く4000年の草屋根の歴史
2023.09.11 (Mon) 更新
草屋根を知っていますか?
縄文時代から続く4000年の草屋根の歴史
日本の草屋根(屋上緑化)は、ヨーロッパの影響を受けていると言われていますが、日本には4000年の草屋根の歴史があります。
草屋根とは
建物の屋根に草や植物を栽培して覆った屋根のことです。
草屋根が盛んな地域として、北欧諸国、アイスランド、スカンディナビア諸国、日本などで見ることが出来ます。
- 北欧諸国・・・寒冷な気候や自然環境への配慮から生まれたもので、屋根の断熱や美観を重視しています。
- アイスランド・・・草や苔を用いた屋根が特徴です。寒冷な気候と風景への調和を目指しています。
- カナダ・・・カナダの一部地域ではグリーンルーフの概念が広まっており、環境への配慮から広まっています。
- スイス(アルプス地域)・・・風景への調和や断熱効果を重視したものです。
- 日本・・・特に古くからの茅葺き屋根がその代表例で草屋根は気候や風土にあったものと言えます。
草屋根のメリット
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環境への配慮: 植物と土壌で屋根が覆われるため、夏の日光を遮り室内空間の温度上昇を抑える効果が期待できます。
冬には、冷たい冷気が直接屋根に当たらないので室内を冷えにくくします。SDGsの取り組みとしても期待できます。 -
断熱効果: 草や植物が屋根を覆うことで、建物内部の温度を調整し、冷暖房効果を改善する効果があります。
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美観と風景への調和: 草屋根は自然な緑の景観を提供し、周囲の風景に溶け込むことがで、視覚的な美しさがあります。
緑いっぱいの屋根に座って街を一望し、自然を感じられるのは魅力です。 -
音の吸収: 草や植物が音を吸収するため、建物内部に響く騒音を軽減する効果があります。
- 空間の利用:屋根部分は芝生の庭やガーデニングスペースとしても利用することができます。少ないスペースを有効的に使うことが出来ます。
草屋根のデメリット、注意点
- 構造の強化: 草屋根は重量が増すため、建物の構造的な強化が必要な場合があります。屋根に追加の荷重をかけるため、設計段階で構造計算が重要です。
- 管理: 普通の庭と同様に芝刈りや雑草の処理が必要です。草屋根に適した植物を選ぶこと、雨が降らない時には水やりも必要です。
- コスト: 初期の施工コストは通常の屋根材に比べて高くなることがあります。また、定期的な水やり、芝刈り、雨などによって流れ出た土の補充などの費用がかかります。
- 屋根の傾斜問題: 草屋根を施工する際にもわずかな傾斜を持たせて水排出を行うことが重要です。水が排出されないと雨漏りリスクが高まります。
また、東北や北海道などの雪が多い地方には積雪の問題もあるため、十分な計画が必要です。 - 安全対策:芝生の庭として楽しむのであれば、落下防止のための柵を設置する必要があります。
- 虫の発生:屋根部分が緑化されることによって虫が集まってくるようになるでしょう。
住宅スペースにも虫の侵入が考えられます。虫が苦手な人はされた方がいいかもしれません。
まとめ
稀に風や鳥が運んできた種子から樹木が生えることもあり、その際は根が屋根を痛めないように取り除きます。
しかし、太宰府天満宮の「仮殿」の屋根には、数々の木々が植えられています。
屋根に森が現れるというコンセプトでデザインされており、中には境内で育てられた梅の木も含まれています。
3年という期間限定だからこそ、屋根に木々を植えた森をデザインするのが可能だったのでしょうか。
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