おしゃれで人気の片流れ屋根って雨漏りしやすいの?住まいを雨漏りから守る方法を解説!
2023.05.16 (Tue) 更新
おしゃれで人気の片流れ屋根は雨漏りしやすいの?メリットとデメリットを解説
住まいを雨漏りから守る方法
福岡市・糟屋郡密着の屋根リフォーム・雨漏り専門店の住みたかルーフです。
今回は、おしゃれで人気の片流れ屋根のメリットとデメリットについて解説致します。
シンプルでスタイリッシュな見た目の片流れ屋根は最近多く見かける屋根デザインです。
片流れ屋根は雨漏りのリスクが高いというデメリットがあると言われていますが、実際はどうなんでしょうか?
1片流れ屋根とは?
2片流れ屋根のメリット
3片流れ屋根のデメリット
4住まいを雨漏りから守るには・・・
1片流れ屋根とは?
片流れ屋根は、屋根の勾配が一方向に傾斜しているデザインの屋根です。シンプルでスタイリッシュなデザインは近年人気で多く使われています。
見た目はまるで一枚の大きな板が斜めについているように見えます。
2片流れ屋根のメリット
- シンプルな構造:片流れ屋根は構造がシンプルで、施工が容易であるため、建築費用を抑えることができます。
それは屋根に接合面がなく、屋根板金の必要もないからです。雨樋は一方向に取り付けるだけになります。住宅が密集するようなエリアの縦長な家にも適しています。
新築時だけでなくリフォームにかかる費用も割安となります。 - 雨水の排水が良い:片流れ屋根の勾配が一方向に傾斜しているため、雨水が効率的に排水されます。
- 空間効率:片流れ屋根は、屋根裏やロフトスペースを有効活用しやすいです。天井の高さを変えることで、空間に変化をつけることができます。アイデア次第で室内空間もアレンジできます。
- 風に強い:片流れ屋根は、風による圧力を受けにくい構造であるため、風に強いとされています。
- 見た目がおしゃれ:近年、片流れ屋根の住宅を多く見かけるのは見た目のおしゃれさにあります。1枚の屋根面から構成されるシンプルな片流れ屋根は非常にモダンな印象です。
- ソーラーパネルを最大限活用できる:南向きの片流れ屋根ならソーラーパネルを最大限搭載することができます。
3片流れ屋根のデメリット
- 外観の制限:片流れ屋根はデザインがシンプルであるため、外観に変化をつけることが難しい場合があります。
- 雪の蓄積:片流れ屋根は雪が滑り落ちやすい一方で、落ちる場所が限定されるため、蓄積される雪の量が多くなることがあります。特に、豪雪地帯では注意が必要です。
- サンルームやバルコニーの設置制限:片流れ屋根の形状上、サンルームやバルコニーの設置が難しい場合があります。
- 屋根や外壁の劣化:屋根が降りてない3つの外壁面は小さな軒しかついていません。
中には全く軒のない片流れ屋根の家も存在しています。
片流れ屋根の家は紫外線や雨風の影響を外壁が直接受けます。
その分、劣化が早く進行してしまいます。
一方向にしか屋根が下りていないため、その分大量の雨水が流れます。
水が流れる量が増えれば劣化も早まります。 - 雨樋の負担が大きい:片流れ屋根は雨樋が一方向にしか取り付けられません。
屋根に降り注ぐ雨水が全て一つの雨樋に集中するため、雨樋への負担は大きいです。破損やゴミのつまり等に気をつける必要があります。 - 換気性能が弱い:一般的な三角屋根は2つの屋根面に換気口を設置し風通りをよくしています。
片流れ屋根の場合一方向にしか換気口をつけることができないため風通しが悪くなります。
湿気が溜まりやすく、木材の劣化を早める可能性があります。 - 傾斜に注意:南向きの傾斜の場合、ソーラーパネルを最大限活用できますが、北向きの場合日照があまり当たりません。
屋根が北向きの傾斜だということは面積の大きな外壁が南を向いてしまいます。
その場合、その外壁の劣化は紫外線によって早まります。
4住まいを雨漏りから守るには・・・
雨漏りは屋根から起こるとは限りません。
屋根と外壁の定期点検を受け、雨水が侵入しないようにシーリング等でメンテナンスをしておきましょう。
シーリングの役割は・・・防水
寿命は・・・通常3年から5年
シーリング材とは、建物の防水性や気密性を保持するために、継ぎ目や隙間に充填する材料の事です。シーリングが劣化すると雨水が壁の中に入り込み、劣化を加速させる可能性もあります。
シーリング劣化進行度・・・中度
劣化が中度まで進んだ状態です。
このままにしておくと雨漏りが発生することがあります。
▷シーリング打ち替え施工事例
シーリング施工の流れ
既存の目地内部のシーリングを取り除く
養生テープを張り、プライマーを塗布する
シーリング材を充填する
ヘラで押さえて仕上げ、乾燥させる
「増し打ち」ではなく「打ち替え」がオススメ!?
基本的にはしっかり密着し、雨漏りを防ぐことにつながる「打ち替え」がいいとされています。既存の上に新しいものを充填する「増し打ち」は打ち替えよりも低価格で済みます。
4まとめ
片流れ屋根自体が雨漏りしやすいわけではありません。雨漏りが発生するかどうかは、建物の構造、屋根の設計、施工方法、屋根材、そして定期的なメンテナンスの有無など、さまざまな要素によって影響されます。
ただし、屋根の継ぎ目や取り付け部分、屋根材の劣化、積雪などが原因で雨漏りが発生することがあります。そのため、定期的な点検やメンテナンスが重要です。
雨漏りを防ぐためには、建築計画段階で適切な屋根形状や屋根材を選択し、施工方法にも注意を払いましょう。また、屋根の点検やメンテナンスを定期的に行うことが、長期的な快適性や耐久性につながります。
我が家の屋根は大丈夫かなと気になったら・・・
屋根の破損や不具合をそのまま放っておくと、他の部位へも影響をもたらします。
専門の業者に依頼しましょう。
どんな屋根でも定期点検は必要です。
住みたかルーフでは、屋根点検・雨漏り点検を無料で行なっています。
普段目にすることが難しい屋根の状況を写真で見てみませんか。
屋根の状況を解説付きで調査報告書にまとめて無料でお渡ししています。
すぐに屋根リフォームを考えていなくても、定期的な屋根点検がきっかけでお住まいの寿命を延ばすことができます。
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