雨漏り工事は火災保険で修理できますか？火災保険申請のポイント

雨漏りは火災保険で修理できますか？火災保険申請のポイント

雨漏り修理に火災保険が適応される場合があります。
補償対象となる条件や範囲は保険会社やプランによって異なりますが、火災保険が適応されるポイントについて解説します。

こんな症状があれば火災保険が適応されるかも

雨漏りが全て火災保険が適応されるわけではありませんがその原因が自然災害によるものであれば火災保険で補償される場合があります。

屋根や外壁、窓周りからの雨漏り。雨漏りは屋根からというイメージがあるかもしれませんがベランダや外壁からも雨漏りが発生します。
クロスのシミを見つけた際にはすでに住宅へのダメージは大きいものになっています。

雨漏りを火災保険で修理するには「火災保険適応のポイント」

火災保険が適応できるかどうかは、まず、雨漏りが「自然災害」によって発生したのか？というのがポイントになります。
これらの自然災害による雨漏りの場合には、火災保険が適応される可能性があります。
注意が必要なのは、経年劣化の場合には火災保険が適応されません。

雨漏り修理で火災保険を申請するポイント

1. 期限がある
   雨漏りが発生してから３年以内に申請しないと時効を迎えます。また、雨漏りを３年放っておくのは被害がどんどん拡大しますので危険です。
   さらに、放置した雨漏りは経年劣化によるものと判断される場合があります。適切な判断のためなるべく早めに申請しましょう。
2. 修理費用によっては保険料が受け取れない
   火災保険は２０万円以上の被害が保証の対象となっていることが多いです。その場合は、修理費用が２０万円を超えないと火災保険は適応されません。
   またよくある勘違いで２０万円を超えた分が支払われると思っている人がいます。
   実際は２５万円の修理費用がかかった場合、２５万円全て保険がおります。
   保険会社のプランによって異なる場合もありますので加入している保険プランを確認しましょう。
3. ソーラーパネルを設置したら雨漏り
   屋根の塗り替えなどのリフォームを機に雨漏りが起こったならそれは人災になります。ソーラーパネルの設置により雨漏りが起こった場合も自己責任になります。
   リフォームによって雨漏りが生じた場合には、行なった業者に相談しましょう。

雨漏り修理で火災保険を適応する手順

1. 雨漏り修理業者に問い合わせ
   火災保険の申請には書類が必要です。事前に、火災保険を申請したい旨を伝えておきましょう。
2. 見積もり作成、申請書類作成
   雨漏り修理業者に見積書と申請書を作成してもらいましょう。
   被害状況の写真等をまとめた報告書が必要です。
3. 保険会社による現場調査
   損害鑑定人による現場調査が行われます。
4. 現場調査の結果
   現場調査の結果によっては、保険金は支払われません。自己資金での修理になります。
5. 雨漏り修理
   トラブル防止のため、火災保険が適応されなかった場合、雨漏り修理は行うのがどうかを事前に話しておきましょう。

対象外となるケース

• 維持管理不足や経年劣化が原因で発生した雨漏り
• 保険契約外の原因による雨漏り

火災保険でいくらまで賄えるの？

• 火災保険の多くは、２０万円以上の被害が対象になっていますが、火災保険で賄える雨漏り修理費用の具体的な金額を確認するには、保険証券や契約内容をチェックし、保険会社に問い合わせてください。また、雨漏り修理にかかる費用が保険金額を超える場合、超過分は自己負担となりますので、注意が必要です。

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